料理家さんに教えてもらう「洋風おせち料理」特集。
最終回は「人参のグラッセ」&「さつまいものグラッセ、レモン風味」。
どちらも花の抜き型を使って仕上げた、おせちに彩りを添えてくれる二品です。
簡単洋風おせち 人参のグラッセ
材料
人参:1本
砂糖:大さじ1
バター:ひとかけ
塩:ひとつまみ
【1】人参は皮を向き、厚めの輪切りにしたら型で抜いていきます。
【2】ひたひたのみずに塩と砂糖を同時にいれて、人参を弱火で茹でていきます。
煮汁がなくなってきたら、バターをひとかけいれて、ひと煮立ちしたら火をとめて完成です。
人参を使ったおせちの定番「煮物」を簡単に洋風にアレンジしたこちらのメニュー。
グラッセにすることで、子供でも食べやすい味付けに仕上がっています。
簡単洋風おせち さつまいものグラッセ
材料
さつまいも(中):1本
レモン:1個
砂糖:大さじ3
塩:ひとつまみ
【1】レモンは薄めの櫛形に。さつまいもは皮を剥いて、厚めにスライスします。
【2】鍋に【1】と、砂糖、塩を入れ、ひたひたのお水で10分ほど煮ます。煮えたら取り出して冷まし、型で花形に抜いて完成です。
おせちの人気者の定番といえば「栗きんとん」。
洋風おせちでも、そのテイストを残して加えたのがこちらの「さつまいもグラッセ」。
さわやかな甘味と酸味で優しい味が特徴です。
お重に詰めるときは花型が綺麗に並ぶように意識して。
お皿に取り分けても、鮮やかな色合いと形でおせちに彩りを加えてくれる二品です。
律子さんからのアドバイス
煮すぎると型くずれするので、煮過ぎないように注意して下さい。
さつまいもは安納芋を使うと、より甘さが出て美味しいグラッセになります。
人参もさつまいも型で抜くので、なるべく太さが均一のものを選ぶのがおすすめです。
プロフィール
シャルル律子さん
フランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。
おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。
フランス人のご主人、息子さんと海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。
【ご紹介したアイテム】
辺が約11cmと小さめサイズなので、少人数でのおせちや、残ってしまったおせちの保存にピッタリです。
⇒studio m lisse 三段重
【連載特集】料理家シャルル律子さんに教えてもらう「はじめてのおせち」
はじめに〜自宅で作る簡単おせち
第1回:海老のハーブ焼き
第2回:南仏野菜の厚焼きたまご
第3回:鶏肉のロースト
第4回:鴨肉のロースト
第5回:豚肉のジゴ・ダニョー風
第6回:人参のグラッセ&さつまいものグラッセ、レモン風味