料理家さんに教えてもらう
「家庭でできるおもてなし料理」特集連載がスタートします。
第一回は「おせち料理」。
毎年手作りという方ももちろんいらっしゃいますが、30代を中心とした世代は
「お雑煮は作るけど、おせちはまだ」
「一部作ってあとは市販のもの買って詰める」
と言った声が多数。
ただ「おせちを手作りしたい!」という声も数多く聞こえます。
本格的なおせちのレシピは数あれど…、
おせちの材料は多岐に渡り、和食ならではの下ごしらえも大変。
完成までに2日、3日とかかってしまうので、年末の忙しい時期にはどうしても難しくなります。
今回料理を教えて頂く、料理家シャルル律子さんは毎年伝統的な和のお節を作られるということですが、やはり2~3日は要するとのこと。
※シャルル律子さん宅、2016年の手作りお節。オーガニック食材でこだわって作られるそうです。
初心者でも、簡単に、おせちが作りたい!と相談したところ
「それなら洋風に仕上げるのがおすすめ」
との回答を頂きました。
洋風にすることで、
下ごしらえがグッと楽になり、また小ぶりなお重を使い前菜風に仕上げることで、さらに初心者でも作りやすい内容に。
律子さんが考えてくれた洋風おせちメニューはこちら
・海老のハーブ焼き
→海老のつやにの代わりに
・南仏野菜の厚焼きたまご
→伊達巻の代わりに
・鶏肉のロースト
・鴨肉のロースト
・豚肉のジゴ・ダニョー風
→ローストビーフの代わりに
・人参のグラッセ
→煮しめの代わりに
・さつまいものグラッセ、レモン風味
→栗きんとんの代わりに
こぶりながらも半日で仕上げたとは思えない洋風おせち。
次回から詳しいレシピをお届けします。
プロフィール
シャルル律子さん
フランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。
おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。
フランス人のご主人、息子さんと海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。
今回使用するアイテムはこちら
一辺が約11cmの小さな陶器のお重。2~3人用のおせちや、前菜風のもてなしにぴったり。
今回はこちらのお重を使います。
studio m lisse 三段重
【連載特集】料理家シャルル律子さんに教えてもらう「はじめてのおせち」
はじめに〜自宅で作る簡単おせち
第1回:海老のハーブ焼き
第2回:南仏野菜の厚焼きたまご
第3回:鶏肉のロースト
第4回:鴨肉のロースト
第5回:豚肉のジゴ・ダニョー風
第6回:人参のグラッセ&さつまいものグラッセ、レモン風味