例年よりも気温の高かった今年の夏、私の一番の心配ごとは「熱中症」でした。
近所に住む両親が高齢なので、とにかく熱中症にならないようにしないと!とできる対策を色々を調べているうちに行き着いたのが、「ぬか漬けで野菜を摂る」こと。
■私が求めていたものはコレでした!
熱中症はとにかくこまめに水分を摂ること。
でもただの水ではなく、ナトリウムやカリウムなどのミネラルが必要、、、とか、コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるから適さないなど、いろいろな条件があって、正直めんどくさい!
手っ取り早く経口補水液を準備しつつ、でも、もっと自然なもので栄養も効率よくとれないものかな~と思っていた時に閃いたのが「ぬか漬け」
ただの箸休めじゃなかった、栄養豊富なぬか漬け
自然発酵のぬか床は、植物性乳酸菌が豊富で、適度な塩分(ナトリウム)やカリウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれているのだそう。(知らなかった!)
ぬか漬けをはじめとした漬物って、メイン料理の箸休めとしか思っていなかったんです。
でも、ちゃんと役割も意味もあるんだなと、改めて昔からの知恵にびっくり。
さらに調べていくと、ぬか漬けの定番きゅうりは水分豊富、カリウムもたっぷりで、体も程よく冷やす効果もあって熱中症対策にピッタリ。
野菜によって異なる栄養をバランスよく取りながら、対策できるじゃんとチャレンジしてみることに。
そして、もうひとつ、背中を押してくれたのが、コロナの影響でおうち時間が増えたこと。
以前から興味はあったものの、毎日開けてかき回さないといけないという、その行動に縛られるのが嫌で手を付けていなかったんです。
でも、今年は、仕事からまっすぐ家に帰ったり、在宅も増えたりで、これまで作れなかった時間が作れる環境になったのもひとつでした。
■試してみると意外と簡単、ぬか漬けライフ
1からぬか床を仕込むわけでもなく、出来上がっているぬか床に、お家にある野菜を漬けるだけ。
あとは、翌日にどうなってるかな~とワクワクしながら漬けた野菜を探してカットすれば、一品が完成です。
食が細くなってきた両親も、これだと少しずつでも色んな野菜をとれるし、何といってもバクバク食べてくれるので、言うことなし。
私も楽だし、まさに一石二鳥!
ぬか床をスグに駄目にしそう。という心配も冷蔵庫保存をすることで、ダメにしてしまうリスクも今の所軽減できています。
昔、母がやっていたように冷暗所に置いてという本格的なぬか床は恐れ多くて手を出せないけれど、冷蔵庫保存のぬか床だったら、風味が薄くなるとは聞きまずが、まずは、毎日続けられることを優先しようかなと。
水っぽくなってきたら、干し椎茸とか切り干し大根を漬けるといいらしいとか、あの野菜を漬けたらどうかな?などとあれこれ考えるのも楽しいし、中途半端に余った野菜の消費にも活躍してくれています。
以前のコラム
⇒
山田奈美さん、教えてください。初めてのぬか漬け =後編=
にあったじゃがいものお漬物も美味しそう!
(じゃがいもって、いつも中途半端に残っちゃうんです。。。それも解消できそう)
熱中症対策がきっかけになったぬか漬け。
常備野菜を漬けたり、旬の野菜には旬の効能があるとも言われているので、夏だけじゃなく、これからも気候や季節により異なる身体に必要な栄養素をぬか漬けで気軽に取り入れたいな。
【ご紹介したアイテム】
有機栽培を行うオーガニックファーム、「金沢大地」。熟成されたぬか床の状態でお届けするので、最初の工程なしに届いてすぐに漬けられます。
⇒金沢大地 わたしのぬか床