野田琺瑯の保存容器は形もサイズも種類が多く、お客様から「どれを選べばいいか分からない」というお声をよくいただきます。
またユーザー同士でも人によって用途が異なり、会話の中で「こんな使い方もできるんだ!」と知ることもしばしば。
そこで、連載「野田琺瑯を使いこなそう」の第2弾のテーマはズバリ、
「保存容器の使い分け」。
前編では、それぞれの特徴を生かしたおすすめの保存方法を。
後編では、保存以外の使い方をまとめてご紹介します。
それではまずは前編から。いってみましょう!
レクタングル深型・・容量たっぷり、汁ごと保存もOK
しっかりと深さがあり、見た目以上に容量があるレクタングル深型。
バターが丸ごと入るSサイズから、お米2kgがストックできるLLサイズまで、全4タイプです。
<季節の果物を洗ってそのまま保存>
いちごやブドウは、食べるたびに少しずつ洗うのがちょっと面倒。そんな時は最初にまとめて洗い、水を切った状態で琺瑯へ。
食べたい時にサッと出せ、お弁当用に少量欲しい時にも便利です。
<常備菜用にあると重宝>
深さがあるので煮物などを汁ごと保存でき、じっくりと味を染み込ませられます。
また南蛮漬けのような油を使った料理も、琺瑯ならヌルヌル感が洗ってサッと落ちるので、お手入れラクラク。
<野菜などのかさばる食材もスッキリ>
冷蔵庫でおさまりの悪い水菜やネギは、ザクっと切り分けて琺瑯に移します。食材の鮮度を保つ琺瑯なら、切った野菜でも長持ちしますよ。
これからの季節なら、スイカも実の部分だけ切って琺瑯に保存するといいですね。
レクタングル浅型・・使いやすさの決め手は「薄さ」
保存容器としては薄めのレクタングル浅型。S、M、Lの3種類ありますが、いちばん大きなLサイズでも薄さ5.8cm。
狭い冷蔵庫の棚にも2~3個重ねて入り、省スペースで保存できます。
<下ごしらえから保存まで、これひとつ>
保存容器と言いつつも、感覚としてはフタ付きのバット。
空いている時間にムニエルやフライを下ごしらえしておいて、揚げる時までフタをして冷蔵庫へ。そんなシチュエーションがしっくりきます。
<漬物やマリネをおいしく保存>
薄いシルエットは全体を均一に漬けるのに適したカタチ。漬物やマリネを保存すると、ムラなく味が染みわたります。
琺瑯なので酸や塩分に強く、ニオイ移りの心配もありません。
スクエア・・長期保存食にはこのカタチが◎
レクタングル(長方形)よりも口が狭く、食材の酸化がより緩やかに。
そのため
長期間入れっぱなしになる保存食の保存なら、スクエアがぴったりです。
サイズはS、M、Lの3種類。MとLは間口が同じで、深さだけが異なります。
<味噌の保存に>
味噌はパックのまま保存するより、保存容器に移し替えた方がおいしさが断然続きます。
元々、鮮度を保つのが得意な琺瑯容器。塩分にも強く、長期保存する味噌の容器にうってつけなんです。
<Lサイズと持ち手付きストッカーの使い分け>
「スクエア Lサイズ」と「持ち手付きストッカー角形L」は大きさが同じで、違いは持ち手の有無だけ。
頻繁に出し入れするなら持ち手付きが便利ですが、冷蔵庫内のスペースを有効活用するなら、スクエアを選ぶとスッキリ整いますよ。
ラウンド・・使い勝手に優れ、サイズも豊富
レクタングルやスクエアにはない、穏やかなルックスが人気のラウンド。
サイズ展開が豊富で、
6種類全てフタをしたまま入れ子収納できるという便利な一面も。
<器の代わりになり、洗い物もラクチン>
器として使う時に、シリーズの中で最も食卓に馴染むのがこのラウンドです。
たっぷり作って容器ごとドンと食卓に出し、おばんざい屋さんのような演出をしても素敵。
また、角がないので洗いやすく、キレイが長続きするのも嬉しいポイント。
<カレーやシチューの温め直しに>
作り置きのカレーやシチューをコンロで温め直す際、円形だと、かき混ぜやすいというメリットが。
1人前ずつ保存するなら12cmか14cm、家族分まとめて保存するなら19cmか21cmが使いやすいですよ。
ラウンドストッカー・・大容量&中フタ付きでニオイ漏れも安心
バケツのような寸胴のような、たっぷりサイズのラウンドストッカー。
2重フタ構造で気密性が高く、琺瑯のフタは平らなのでスタッキングしたりトレイとしても活躍します。
サイズは3種類で、いちばん小さな18cmでも容量が1.5Lあります。
<乾物やシリアルの保存に>
かさばる乾物やシリアルも、大容量のラウンドストッカーならすっぽりおさまって、湿気もシャットアウト。
シリアルやジャムなど朝食セットをまとめて入れ、朝は容器ごと食卓に出してもいいですね。
<ニオイの気になる食材の保存に>
フタが2重になっているおかげでニオイが漏れにくく、ぬか漬けやキムチといったニオイの強い食材の保存にぴったり。
琺瑯なのでしつこいニオイも、洗えば簡単に取れますよ。
<米びつとして>
キッチンに出しっぱなししても違和感がないことから、米びつの代わりにする人も。
真ん中サイズの21cmで、お米5kgがすっぽりおさまります。
自分のキッチンライフにフィットする保存容器が、必ず見つかるのが野田琺瑯のいいところ。
次回は後編。今回お伝えしきれなかった、保存以外の便利な使い方をご紹介します。
どうぞお楽しみに。
【特集連載:野田琺瑯を使いこなそう】
【第1回】ただの保存容器じゃない。その本当の実力とは?
【第2回】保存容器、どう使い分ける?(前編)
【第2回】保存容器、どう使い分ける?(後編)
【第3回】リアルボイス!スタッフおすすめの活用法(前編)
【第3回】リアルボイス!スタッフおすすめの活用法(後編)
【第4回】はじめての野田琺瑯。揃えるなら、まずはコレ!
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