ご自身が作った「楕円八角」と「隅切長角」の豆皿に、庭で摘んだ果実をのせて
量産品のようにパリッとすることなく、過剰に柔らかな線を持つこともなく。
毎日の暮らしの中で役立つ「道具」のようなうつわを作られる、大阪の作家・su-nao homeさん。
2人のお子さまの名前からとったという「su-nao home」の豆皿にのせるのは、お子さまと収穫したお愉しみの果実。
su-nao homeさん
「豆ザラに乗せたものは、家になっていたブルーベリーと桜桃(ゆすらうめ)です。
ブルーベリーは子供が摘めるように植えたもので、去年くらいから少しずつ実がなってきています。
実が小さく、一度にそんなに沢山食べないので、これくらい小さな豆ザラが使いやすいです。
他に家で使うときには、薬味を乗せたり、フルーツを乗せたり、ピンチョスを乗せたり、漬物や梅干、蕗の佃煮など少量食べるものを盛ったりしています。
またジャムを載せてパンに添えたりもします。」
ご家庭を持ったことが大きなきっかけとなって、オブジェとは異なる「用途」をもつうつわの面白さに目覚めたというsu-nao homeさんの、暮らしのワンシーンです。
テキスト・写真
su-nao homeさんご協力
=作家さん紹介=
su-nao homeさん(松本圭嗣さん)
1973年 京都市生まれ
1995年 アメリカ留学 サウスダコタ州 Dakota Wesleyan University で陶芸を始める
1998年 追手門学院大学 経済学部卒業
2000年 多治見市意匠研究所 技術科修了
2000年 板橋廣美氏に師事
2003年 独立
2004年 大阪府高槻市に「やまぼうし工房」築窯 主に磁器を制作する
2005年 やまぼうし陶芸教室主宰
2015年 陶器ブランド「su-nao home」開始