休み時間に、プリーツまめ皿にお客様からいただいたお菓子をのせて
優しいグレーや乳白色を纏う、どこか芯の強いうつわを作られるのは、笠間の作家・阿部慎太朗さん。
阿部慎太朗さん
「豆皿は大きなお皿をそのまま縮小したように、大きなお皿類と同じ工程で制作しています。そのため制作にかかる時間は同じくらいで、小さいからといってたくさんは作れません。
掌のなかで楽しめるサイズで、豆皿がたくさん並んだ食卓やおやつ時間はそれだけで気分が上がります。
工房では、豆皿(焼き損じてしまったもの)は休憩時間に登場します。
お客様からいただいたお菓子と雑談で、15分の休憩時間が30分、40分になることもしばしばです。」
先日クラフトフェアで立ち話をした際に、タイからの学生さんをインターンとして受け入れするとおっしゃっていた阿部さん。
ちょうど今ごろ阿部さんの工房では、みんなでおやつを囲みながらタイのお話に花を咲かせているかもしれません。
テキスト・写真
阿部慎太朗さんご協力
=作家さん紹介=
阿部慎太朗さん
陶歴
1985 香川県高松市生まれ
2012 駒澤大学文学部心理学科卒業
2013 茨城県工業技術センター窯業指導所 釉薬実践コース修了