特集連載、フランス風おもてなし料理。
第一回は今の季節にふさわしい前菜は彩り華やかなパプリカとズッキーニを使ったマリネ。
冷たいアペリティフとしてもメインに添えるサイドメニューとしても重宝する一品です。
マリネ液の準備
まずはマリネ液にもなる、ビネグレットソースを作ります。
ビネグレットソースはフランスの基本的なドレッシング。前菜やサラダに欠かせない一品です。
材料:
レモン汁(またはビネガー):大さじ2
エキストラバージンオリーブ:大さじ6
塩:適量、(マスタードをお好みで)
【1】
レモンは絞りやすくなるように、まな板で上から転がすように、押さえておきます。
【2】
半分にカットしたら、種をとり、果汁を絞ります。
【3】
レモン汁の3倍の量のオリーブオイルを加えます。
【4】
塩で味を整えます。お好みでマスタードを加えても。
基本はレモン汁1に対して、オイル3の分量。
作りおきではなく、酸化しないよう食べる量だけ作るのがおすすめ。生食するオリーブオイルはエキストラバージンを。いいオイルを使うと香り高いソースになります。
レモン汁の代わりにビネガーでもOKです。
焼きパプリカとズッキーニの準備
材料:
パプリカ(赤):1個
パプリカ(黄色):1個
ズッキーニ:1本
【1】
プリカをカットして種をとり、魚焼きグリルで真っ黒になるまで焼きます。
オーブンで焼く場合はカットせず、丸ごと焼いて下さい。
【2】
濡らしたクッキングペーパーを使いながら、熱いうちに皮をむいていきます。
熱いうちにソースに漬けることで味馴染みがよくなるので、火傷しなように手際よく剥いてきましょう。
【3】
ズッキーニの皮を縞模様になるようにスライスし、5mm幅ぐらいにスライスします。
【4】
グリルで焦げ目が付くまで焼きます。
【5】
ズッキーニ、カットしたパプリカを
グリラーに交互に並べ、マリネ液をまわしかけます。
【6】
グリラーの蓋をして冷蔵庫で冷やし、味をなじませれば完成です。
律子さんからのアドバイス
グリラーはオーブン料理用に作られていますが、蓋があって薄いので、冷蔵庫で冷やしたり寝かしたりする前菜にも向いています。
特に黄色のグリラーは夏野菜のカラーとも相性抜群。
前菜は目で楽しめることも大事なので、是非参考にしてみてください。
プロフィール
シャルル律子さん
フランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。
おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。
海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。
【ご紹介したアイテム】
オーブンや直火はもちろん、ガスコンロの魚焼きグリルにも入りやすいように、薄型につくったグリラーです。食卓にそのままサーブしても絵になるルックスも◎です。
⇒グリラー GRILLER/ツールズ/イブキクラフト 3,240円(税込)