たくさん物がありながらもセンス良くまとめていらっしゃったり、しっかり計算をして機能的にお住まいだったり。
暮らしの数ほど、そのスタイルも様々です。
スタイルを持って暮らしを営む方々に「もの選びのポイント」や「日頃のちょっとした心がけ」など暮らしのヒントを教わる、「○○さんのものさし」。
今回は、映画がきっかけで目覚めたという北欧インテリアと、肩ひじ張らずにていねいな暮らしを心がけるその姿勢が人気のブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」のMIさんにお話をお伺いします。
2人の男の子の母であり、夫婦共働きのMIさん。前編では、北欧の雑貨や家具をポイントにしながら身近なアイテムで揃えたご自宅の様子と、後編ではそのご自宅に詰まった「家族みんなが参加できる収納づくり」についてご紹介したいと思います。
■ 始まりは、映画「めがね」「かもめ食堂」の中の丁寧な暮らし
MIさんが綴るブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」のタイトルは、いつか見た映画「めがね」と「かもめ食堂」からとったもの。お茶を淹れたり、テーブルを拭いたり。なんでもない日常の風景が、とても美しく見えたとおっしゃいます。
ふと思い返せば、仕事に家事にと忙しさに追われて、お茶を淹れて楽しむ余裕もなかったという毎日。その映画の中に流れるゆったりとした時間に魅せられて、忘れていたものを取り戻すかのように、流れる時間を手に取るように楽しむようになったといいます。
■ 心にゆとりをもたらす 北欧インテリア
無印良品などの家具が揃ったシンプルなMIさんのお宅に、ポイントになっているのが北欧雑貨たち。白い壁と白木の床が基調となっているお部屋に、北欧雑貨たちが穏やかな温かさをにじませます。いろんなものが置かれているようでいて調和しているのは、物を単体で見て判断せずに部屋に置いたときの全体のバランスを考えて購入しているから。
ずっと憧れていたものをご主人がプレゼントしてくれたというリサラーソンのライオンは、MIさんが初めて手にした北欧雑貨。
シンプルなインテリアの中にそっと溶け込むアイコン的なライオンは、今も変わらずMIさんのお気に入りです。
ひとつひとつを丁寧に愛でることで、近づけるような気がするという北欧の時間の使い方。いつか映画の中で見たその暮らしを思い描きながら、自分の暮らしに投影しているMIさんです。
家族みんなが毎日笑顔で暮らせるように、MIさんが大切にしている空間作り。後編では、ひとりで頑張ることをやめたというMIさんが始めた「家族みんなが参加できる収納づくり」についてご紹介します。
=写真:MIさんのご主人 文:宮城=
【後編はこちらから!】
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「めがねとかもめと北欧暮らし。」MIさんのものさし 【後編】
<MIさんのご著書はこちらです。>
「めがねとかもめと北欧暮らし。」 宝島社
「めがねと かもめと 北欧暮らし。 心地よい片付けの法則 」 KADOKAWA