気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

【佐々木奈美の「子どもといっしょにトトノエル」】 第4 回 夏休みのはじまりに

【佐々木奈美の「子どもといっしょにトトノエル」】 第4 回 夏休みのはじまりに

こんにちは。
整理収納アドバイザーの佐々木奈美です。
夏休みに入り、子どもたちはとってもうれしそう!
私も3食ごはん作りの不安はあるものの、わが家ペースで毎日を送れることにホッとしているところです。
せっかくの夏休みですから、普段できないことに挑戦したり、自分の課題と向き合ったり、親子で励まし合いしながら、家族時間を思う存分に楽しみたいと思います。
夏休みのはじまりに、わが家が子どもたちとやっていることをお話しします。


学校から持ち帰ったものを整理・収納する。


わが家の子供たちは、小中高それぞれ通う学校が違う三兄弟。
夏休みは、普段学校に置いている荷物を一時的に家に持ち帰ってきますよね。
それはそれは、すごい量!
年に数回しか持ち帰らない学用品ですが、まず、それらの物にもきちんと定位置をつくっておくことが成功のカギ。

alt

学校から持ち帰ったら、子どもたちはしばらく向き合いたくない様子で、荷物を何日か放置。(笑)
やっと夏休みに入ったことだし、「まぁまぁ。」と私もしばしそっとしておきます。
夏休み前は、成績表をもらったり、三者懇談があったりしますしね。
途方に暮れるのは、親子共にお互い様。(笑)
少しの間、その問題を冷やし(私の場合は1~2日)、冷静になったところで「問題にどう取り組むのか」対策へ移っていきます。
実は“片付け”は、この時に心強いツールとなってくれるのです。

alt

〈1〉 まず、通学バッグの中を全部出す。

〈2〉 「不要な物」「未提出のプリントや溢れているプリント」「教科書や教材用具」に分ける。

〈3〉 「不要な物」は捨て、「教科書や教材用具」は定位置に収める。
 
〈4〉「未提出のプリントや溢れているプリント」を教科ごとに分ける。

この作業を根気強く親子で取り組みます。
逃げ出したくなるくらいの量…。
そのお気持ち、私もとてもよく分かります。
でもコツコツやらなかったから、この状況になっているのです。
なんだか息子に言いながら、私に苦手なお風呂掃除のことを言っているよう…。
“ここからの状況をよい方向に向けるために、今ツケと向き合っている。ここから良くなる。そのためにやる。”
この言葉をおまじないのように掛け合いながら、根気強く向き合っていきます。
ポジティブに、がんばりましょう!

alt


片付けは親子で一緒に。


「不要な物」を捨てた後、あぶり出されたのは、未解決事件のプリントたち。
・未提出のプリント
・途中でやめた空白のプリント
・ファイリングされていないプリント

私はこんなふうに推測します。
×片付いていないせいで、埋もれてしまっていた。
×時間が足りなくて未完成に終わった。
×ファイリングするのが苦手。

課題が分かっただけで儲けもの。
せっかくの夏休みだもの。
いつもはできないことだからこそ、苦手なことに根気強く、親子で一緒に取り組んでいこう!

〈1〉「未提出のプリント」「空白のプリント」「ファイリングされていないプリント」の3つのカテゴリーに分ける。

〈2〉「未提出のプリント」は、提出できる状態に仕上げる。→提出

alt 

〈3〉「空白のプリント」は、取捨選択の後、問題を解き空白を埋める。

〈4〉「ファイリングされていないプリント」は、時系列に並べてファイルに綴じる。(根気よく!)

alt

きれいに整理整頓できました!
根気強く戦う時間。
これは、“こうやったら片付くのかー!”という達成感覚を養うための時間。
片付けを教える、親子の大切な時間です。

alt

そして、夏休みの課題は、どのくらいのタスク量があるのか一目瞭然になる壁面収納にします。
この収納方法は、机の上が散らかりやすい子どもにおすすめの方法です。

alt

課題表も同じく壁に貼ります。
課題を済ませていったら、チェックをしていき、こなしている達成感を可視化して味わいましょう。
ぼんやりと見えづらいタスクも、アンダーラインを引いたりチェックしたりと、形にするだけでずいぶんと取り掛かりやすくなる効果があります。
たくさんあるように見えて、実は簡単な課題に思えてくることも。
大変な課題も、取り掛かりやすい形に姿を変えることで、クリアしやすくなるのです。


コラムトップ

こちらのコラムも一緒に読まれています

こちらの商品も一緒に見られています