5月というのに夏のような暑さ。
「こんな早くからいいのかな」と戸惑いつつエアコンをポチッと稼働した矢先、飛び込んできたのは電気代値上がりのニュース。
どうしよう。今年の夏の電気代、不安しかない、、。
夏場の電気代の大半が、エアコン使用によるものです。ここをどれだけ節電できるかで、結果が大きく変わるのは言うまでもありません。
エアコンの節電といえば、設定温度を上げる、サーキュレーターを併用するなどがありますが、それ以外にもできることはないのかな?調べてみると、知らなかったことや誤解していた事実がいろいろ判明したのでした。
ポイントは、エアコンも人もがんばりすぎないこと
エアコンが頑張れば頑張るほど、消費電力が増えて電気代が上がる、というのは感覚的に分かりやすいかと思います。
逆にいえば、エアコンを
なるべく余裕を持たせた状態で、効率的に運転させることが節電の基本です。
設定温度を上げたり、サーキュレーターで補助するのは、エアコンに無理をさせないためなんですね。また、フィルターや室外機を掃除するのも、エアコン本来の実力をスムーズに出すための働きかけです。
ただ、忘れてはいけないのは、エアコンは毎日を健やかに過ごすためのもの。節電を意識するあまり、体調を崩してしまっては意味がありません。節電は、心地よいと感じられる範囲で行うことが大切です。
そうだったんだ!夏のエアコン節電のための豆知識
Q.つけっぱなしの方が節約になる?
A.外気温が高い日や、ちょっと出掛ける場合は、つけっぱなしの方が節電できます。
エアコンは室温を下げる時に電力をたくさん消費するため、こまめなON/OFFは電気代がかさむ結果に。ただもちろん室温を維持するのにも電力を使います。
外出が30分を超える場合は一度切りましょう。
Q.自動運転と弱運転どっちがいい?
A.自動運転の方が省エネです。
弱運転だと心地よい温度になるまで時間がかかり、電力をムダに使ってしまいます。
Q.設定温度と風向きは?
A.冷房は設定温度を1℃上げると約13%の節電になると言われており、環境省が推奨している設定は28℃です。(ただし無理は禁物。)風向きは水平にすると温度ムラができにくくなります。
Q.サーキュレーターはどう使う?
A.設置場所は、エアコンの対角線上の隅がベスト。そこからエアコンに向けて風を送ると、天井付近の暖気とエアコンの冷気が効率的に混ざります。
Q.外の方が涼しい時はどうする?
A.先に換気してしまいましょう。
夏場の夕方など、部屋より外の方が涼しい時がありますよね。その時はサーキュレーターを外に向けて空気を入れ替えてからエアコンを使うと、室温が下がりやすくなります。
Q.他にやった方がいいことは?
A.
◎カーテンを閉める(窓からの直射日光をブロックして、エアコンの出力を抑える)
◎室外機に日陰を作る(室外機が高温になるとエアコンの効きが悪くなるため)
◎家族団らんの時間を増やす(エアコンの稼働数を減らす)
いかがでしたか?
家計にも地球にも優しい、エアコン節電テクニック。無理をしなくてもできることはいろいろありそうです。夏でも涼しさを諦めることなく、賢く節電していきたいですね。