3人の子供のお母さんだからといって、自分のことをあきらめるのはもったいない。
3人それぞれにやりたいことをやらせてあげたいし、同じだけ愛情を注ぎたい。
さらに自分のことも大切にできる母親になるためにはどうすればいいんだろう?
そんな悩みの果てにたどり着いた結論、それは、‟家事を広げすぎないこと“。
家族それぞれがお互いをサポートし合い、自立を目指すこと。
後編は、私たち家族が悩んで辿り着いた、家族の役割についてのお話です。
まだまだ成長段階のわが家ですが、何かのヒントになればうれしいです。
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「整理収納アドバイザーのお片付けノート」時短家事のコツ〈前編〉
家事を細分化する。
家事は、まとめてやると大掛かり。
でも、一つ一つの家事を簡素化させ、短時間で終わらせることができたら、何かと何かの合間に済ませることができるのでは?
在宅ワークをするようになってから、そんなふうに考えるようになりました。
コロナ禍でみんなが家で過ごす時間が増え、家はいつもより汚れるようになり、3食のごはんを作りながら、仕事をする。
そんな大変な生活の中で生まれた工夫は、「家事の細分化」。
家事を細かく分けて、一つを5分で終わらせるようにすると、隙間時間に終わらせることができます。
例えば料理なら、切る、調理する、盛り付ける。
洗濯なら、洗う、干す、収める。
掃除なら、ゴミを捨てる、汚れを落とす、拭き取る。
家事には工程があり、それらを分けて考えると一つずつにかかる時間はそんなに長くはありません。
さらにその家事を一つ5分で終えられるように、簡素化します。
洗濯の予洗いは、ブラシ付きの洗剤容器をスタンバイして、汚れたら洗面所でササッと部分洗いして、洗濯機へポイっ!
洗面シンクの掃除は、歯磨きのついでにマイクロファイバー布巾で磨いて終了!
野菜はまとめて切って、保存上手な容器で鮮度を保てば、数日間はフライパンに放り込むだけで調理がスタートできます。
一つずつの家事を5分で済ませられる簡単なものにできたら、仕事や用事の合間に5分でできるし、それがちょっとした頭の小休憩にもなる。
頭のスイッチを切り替えて、また仕事に取り掛かることができるメリハリのような役割にもなるのです。
家族もこなせる家事に変える。
食器洗いに時間がかからないキッチンツールを使う。
やかんは口のないマルチポットで代用し、洗う時間を短縮する。
食洗機の中に収まる、取っ手のないフライパンを使う。
引き出しや食器棚は、どこに何があるのか一目瞭然にしておく。
家事にまつわるモノは、とにかく子供でも使えるシンプルな動きで済むものばかりを採用しています。
家族が簡単にできる家事にしておけば、家族は自然と動くようになる。
簡単だと教えやすいし、教わる方も覚えやすい。
「家族も手伝いたくても、不明点が多いと手を出しにくいんじゃないかな。」
と思い、実行。
その効果をひしひしと実感しています。
自分の体調がすぐれない日だって、忙しくて回らない日が続いたって、家族がやれるならなんとかなる。
そんな暮らしになって、ずいぶんラクをさせてもらっているように思います。
ゴミ捨てと三男の朝の送りは、出勤時間に重なる夫の担当。
私はその間、一気に家事を済ませ、自分のメイクに取り掛かります。
見送りから帰ってきたら、夫の出勤と同時に私の仕事時間がスタートできるという仕組み。
おかげで、三男はパパと仲良しだし、毎日の朝の様子の変化は、私よりもずっと夫の方がよく分かっているようです。
「●●でなければいけない」という固定概念を捨て、家族がスムーズに活動できることを最優先にする。
家族がチームワークよく一日を回せることに達成感を感じる日々。
誰かが大変な時は、親も子供に助けを求めるし、その分どこかで手を差し伸べる
そんなチームワークにより、朝の家事時間を起きて2時間以内で済ませるという時間の削減に成功!
どんなに忙しい日も、早起きの日も、出発の2時間前に起きれば、帰った時にも気持ちのいい状態をつくって出かけられるようになったのです。
帰ったらまた、すぐやりたいことに取り掛かれるのだから、うれしいし、おうちに帰りたくなりますよね。
そうしてまた、それぞれの目標に向かう。
その目標を家族みんなが支え合っている今の暮らしが大好きです。