気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

干す、漬ける、魔法の袋も!?「野菜保存のこと」

干す、漬ける、魔法の袋も!?「野菜保存のこと」

ここ1年半くらいの間に家で過ごす時間が本当に長くなって、ちょっとした暮らしの新習慣ができました。

きっかけは、在宅ワークが増えたこともあり、仕事後に散歩も兼ねて20~30分足を延ばしてお買い物に行くようにしたこと。
ふだん通勤では通らない場所を歩いて、いろんなお店を見つけました。

軒先までズラリと並んだ、たくさんの有機野菜を売っているお店もそのひとつです。
ちょこちょこと品物が変わり、旬の新鮮な野菜やスーパーでは目にしない野菜もあったりと、足を運ぶのがたのしみ。
夜になると半額になる野菜も多く、ついつい買い込んでしまいます。

お手頃に野菜が買えてうれしい反面、こんな悩みや疑問が出てきました。

・半額でいっぱい買っちゃったけど、使い切れなくて冷蔵庫でくったりしちゃう
・冷凍保存してみたけど、冷凍庫がすぐパンパンに…
・皮やタネや芯、野菜ってどこまで使えるの?
・手間ひまかけずに色んな種類の野菜を摂りたいなあ

あれこれ考えたり調べたりるうち、「干す」「漬ける」といった昔ながらの知恵を実践してみようと思い立ったんです。


日々がたのしくなる小さな野菜習慣

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それから半年以上が経ち、いまでは干し野菜が台所の一等地にずらりと並んでいます。
下にはぬか漬け容器、冷蔵庫にはお漬物と生野菜、冷凍庫には各種野菜のペースト。
いつでも野菜たちがスタンバイしているようになりました。
皮やタネも、そのまま干したりお漬物にしたり炒ってみたり、できるだけ野菜丸ごとを使うようにしています。

特に干し野菜は「切って干すだけ」という簡単さで、すっかり虜に!
カラッカラに乾いた野菜を干し網から取り出す時は、どこか収穫気分も味わえるオマケ付き。

さらにうれしいのが、日光に当てることで野菜やきのこの栄養価がUPすること。
生大根と、同じ重さに戻した切干し大根とを比べると、鉄が3倍、食物繊維は4倍、カルシムは5倍にもなるとか。

食感が変わるのも面白いですし、水で戻したときの野菜出汁は本当に美味しいです。
もう、干さない理由が見当たりません(笑)

賃貸マンションの狭い台所なので、ぎゅっと縮んでコンパクトに保管できるところも◎
瓶それぞれに、パクチー5束、茄子3個、カボチャ1/2個が入っています。

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今回は、自分で作った保存野菜あれこれを献立にしてみました。
愛用のアンジェの台所道具たちと一緒にご紹介しますね。


保存野菜で献立作り

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干しきのこの炊き込みごはんと干し野菜のスープ


具材すべて、干し野菜を水で戻して入れるだけ。
野菜の出汁がぎゅっと凝縮しています。
きのこ、人参、大根、ごぼう、ラディッシュ、蓮根、ショウガを使いました。

干し野菜は乾燥して小さ~く縮んでいるので、ボデガカップ366ccで戻すのがぴったり。
シンプルな見た目に加えレンチンもできちゃう優れモノで、いつも台所の手の届くところに置いています。
ちょっとした小鉢になったり、お茶を飲んだり、半端な切れ端を入れて置いたり、などなど。

トゥーメイのマルチポットは今回麦茶を沸かしていたので、もうひとつでスープを作りました。
使い勝手がよすぎてすぐに2個目を買い足し、こちらも毎日大活躍。

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刻みぬか漬けの納豆、大根キムチとえごまの葉のしょうゆ漬け、ひたし豆


ぬか漬けと納豆を混ぜて、あつあつのごはんといただくのが大好きです。
わざと古漬けにしたぬか漬けは、コリコリした食感としょっぱ美味さがトロトロの納豆と相性抜群。

今までぬか漬けは100均のタッパーで保管していたのですが、蓋周りや容器に乾いたぬかがこびりつくとなかなか取れなくて。
思い切って導入した真っ白な琺瑯容器は、目につくところに出しても清潔な見た目で、自然と毎日触るようになりました。

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スズキの塩焼き


冷凍しておいたパセリのペーストをのせて、ベビーリーフとミニトマトを付け合わせに。

葉物野菜やトマトを買ってきたら、サッと洗って、ちぎったり切ったりして、水気を取って野菜の保存袋に入れておきます。
こうしておけば、生野菜を食べたい時に袋から出してお皿に盛るだけ。
(え!?と思うくらい鮮度が長持ちする魔法みたいな袋。安心しすぎて出し忘れないようにご注意。)

野菜ペーストも気が向いたときに作って、保存袋を使って冷凍保存。
野菜だけでなく、肉や魚も鮮度を保って保存ができます。

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・【日本製】 鮮度保持チャック付き袋/エンバランス



自家製ピクルスのポテトサラダ


ジャガイモを切ったあとはコランダー&バットひとつで完結。
小さめに切ったジャガイモを入れてレンチンして、水切りしてマッシュして、調味料を混ぜて出来上がり。
さらに残りはこのままフタをして冷蔵庫に、と本当に使えるんです。

刻んだピクルスを混ぜて、茹でたまごと、干して冷凍しておいたドライトマトを合わせてみました。
ピクルスや漬物を取り出すのに、ゆびさきトングがぴったりです。

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続けるうちに興味が広がる


ずらりと並んだ保存瓶を眺めて、何に使おうかな~と考えるのもたのしい時間。

保存するためのちょっとひと手間はありますが、なにより、そのひと手間がたのしい。
しっかり乾燥させれば何か月も持ちますので(大体その前に使っちゃいますが)、好きな時に好きなだけ使えます。

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続けるうちにいろんな保存法や保存食に興味が湧くようになり、暇があるとネットで検索して気になるものをピックアップ。
いまは野菜の保存袋を使って、ジッパー袋で作る梅干し作りをお試し中です。
梅雨明けに土用干しするまでソワソワ。美味しくできるといいな。


せっかく増えたお家時間。
何かのきっかけで、掘り下げたくなるたのしいことが見つかるかも。
日々の小さな変化にフォーカスして、自分だけのおたのしみをぜひ見つけてみてくださいね。


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