普段の生活で、自分のやりたいことってどのくらいできていますか?
わたしは娘が入園したことで、数年ぶりに自分の時間が持てるようになりました。そこでまず最初にしたのが、ひとりカフェ。誰に気兼ねすることなく過ごすひととき。その時間のなんと贅沢なこと!
以前なら当たり前にできていたことなのに、ここ数年ですっかり非日常になっていました。だけど考えれば、たったコーヒー1杯で得られるささやかな時間。そんなにガマンする必要があったのかな。
小さな楽しみほど、ガマンしない方がいい
今の季節は誘惑がいっぱい。ひとたび外へ出たら公園の木陰は気持ちよさそうだし、外で飲むコーヒーは美味しそうだし、昼下がりにうたた寝なんてできたら、もう最高。
だけど目の前には仕事の締め切りにごはんの支度。やらないといけないことが溜まっている中で現実逃避している場合じゃない!
仕事でも家庭でも、大半を占めているのが「やるべきこと」や「やらないといけないこと」。優先順位を考えたら、自分のために使える時間はどんどんなくなっていきます。
だけど、小さなガマンも積み重ねれば大きなストレスの塊に。「この程度のことすらガマンしないといけないなんて」と思いはじめたら赤信号です。
そうなる前に、すぐに叶えられる楽しみは、どんどん実行するのが吉。たとえ30分でも気持ちをゆるめることができれば、また明日からがんばれそうですよね。
あえて流されてみるという選択
「流されやすい人」というと、「意志が弱い」「自分の意見がない」などネガティブなイメージがあります。ですが周りに流されるのではなく、自分の気持ちに対して「あえて流される」なら、そんなに悪いことでもありません。
楽しい方、気持ちいい方に流されるのは、自分のしたいことをシンプルにしている状態。
ややこしいことを考えず、やりたいことをやる。
それは、自分が自分らしくいるために必要な時間。
流されてもまた戻ってくればいい
「やらないといけないこと」「やるべきこと」ばかりで暮らしが埋まってしまう前に、自分のやりたいことに気持ちを傾けて。
遠くまで流されてしまうと困るけれど、ゆらりゆらりと漂って、リフレッシュできたらまた日常に戻ってくる。そのくらい大らかに流れに身をゆだねられたら、毎日がもっと伸び伸びと過ごせるはず。
ちなみに、、久しぶりにひとりの時間を満喫したわけですが、結局最後は娘の賑やかさが恋しくなってしまいました。そうやって日常を見直せたのも、心にゆとりができたおかげかなと思います。
いつも自分のことを後回しにしている人ほど、たまには自分を先回しに。
ちょうど今は新緑の5月。うららかな陽気に誘われて、心のままに楽しい方・気持ちのよい方へ流されてみてもいいのではないでしょうか?