きちんと吟味して選んだものは、使っていて気持ちがいい。
そして、気持ちがいいから、大切にする。
より心が惹かれるのは、ここぞという時のブランド品ではなく、普段使いでしみじみ感じる心地よさ。
「間に合わせ」や「実用性」で選んだものでは感じられない、使うことに嬉しさを感じられるアイテム。
わたしの日常は、そんなささやかなお気に入りたちのおかげで潤っていると感じます。
さて、本日ご紹介するのは
ソメヤスズキの吾妻袋(あずま袋)。
またひとつ、わたしの毎日に長く愛用したいと思えるものが増えました。
里山の草木染め×オーガニックコットンの「ソメヤスズキ」
「ソメヤスズキ」は岡山県北の里山に工房を構える草木染めのブランドです。
染色に使われるのはすべて、天然の草木たち。それをひとつひとつ手作業で、何度も染め重ねて作られています。
ほんわか穏やかで、無地なのにどこか愛嬌を感じさせるカラー。このニュアンスのある色は化学染料では出せないなあと感じます。
生地にはオーガニックコットンが使われていて、フワッと柔らかな手触りも心地いい。自宅で洗濯ができ、使い込むほどに風合いが増していくので、育てる楽しみを感じながら気軽にジャブジャブ洗えます。
20周年を記念して、アンジェ別注カラーも
今回はソメヤスズキさんにお願いして、アンジェだけの特別な草木染めを作っていただきました。
それがこちらの「グレイッシュピンク」です。
ピンクといっても甘くなく、大人感のあるカラーは、ヒノキから生まれた色。
普段ピンクを持たないわたしですが「これは持ちたい!」と、ひと目ぼれしてしまいました。
吾妻袋(あずま袋)ってこんなに便利だったんだ
もともと吾妻袋は、1枚の風呂敷を縫い合わせて作られたもの。
風呂敷のようにいろいろ包むことができ、それでいて結ぶだけでカタチになるので風呂敷より気軽に持てるのが特徴です。
実際に使ってみて感じたのは、その自由度の高さ。
普通のバッグのようにカタチが決まっていない上に、口が大きく開くので、どんな形状のものでも気にせずどんどん入れられます。
また、荷物の量に合わせて結び目の位置を調整でき、上の方で結べば見た目以上にたくさん入る。
だから、エコバッグにしたり、インナーバッグにしたり、荷物整理に使ったり、自然と出番が増えるのです。
▲畳めばとってもコンパクトに。携帯しやすいのも使いやすい理由のひとつ
SサイズとMサイズ、どう使い分ける?
アンジェで扱っているソメヤスズキの吾妻袋は、SとMの2サイズ展開。
それぞれの大きさの目安を、活用シーンと合わせてご紹介します。
Sサイズ・・お弁当包みや「ちょっとそこまで」のバッグとして
Sサイズは男性用の大きなお弁当箱が余裕でおさまるサイズ感。女性用のお弁当箱なら、カップサラダやスープジャーも一緒に持ち歩けます。
また、お昼の買出しなどの際、財布と携帯だけ入れる「ちょっとそこまで」バッグとして使うことも。
個人的には、オーガニックコットン素材という安全性を活かして、子どもの着替え入れに重宝しています。
▲出先での不測の事態に備えて、オムツ(Lサイズ)・ボトムス・トップスを1セットに
Mサイズ・・マルシェバッグや旅先の荷物整理に
MサイズはA4のファイルケースがすっぽりおさまるくらいの大きさです。
マルシェバッグとして使う場合、まとめ買いには不向きですが、ちょっとした買い物や、ついで買いなら十分対応できますよ。
旅の荷物の仕分けにも役立ちます。1~2泊分の着替えをおさめるのにぴったり。下着類だけSサイズに分けてもいいですね。口をギュッと結べば衣類の簡易的な圧縮もできます。
いかがでしたか?
レジ袋有料化でエコバッグが注目されていますが、吾妻袋はそのずっと昔からわたしたちを支えてきた暮らしの道具。
先人の知恵と里山の自然を身近に感じられるソメヤスズキの吾妻袋で、いつもの日常に彩りを添えてみませんか。
【ご紹介したアイテム】
岡山県北部の里山に工房を構える「ソメヤスズキ」から届いた、草木染めの吾妻袋。お弁当袋、エコバッグ、バッグの仕分けなど暮らしの様々な場面で活躍します。
⇒ソメヤスズキ 草木染 2TONE吾妻袋 S 【一部アンジェ別注 】
【ご紹介したアイテム】
無染色の生成色と、草木染めの色の2TONEで仕上げた吾妻袋。現代のライフスタイルに合うモダンな雰囲気です。エコバッグ代わりにも。
⇒ソメヤスズキ 草木染 2TONE吾妻袋 M 【一部アンジェ別注 】