2019年9月21日(土)~9月22日(日)に、第4回目となる【angersの小さなうつわ市】を、東京・中目黒にて開催することになりました。
今回は、『にほんの丁寧なものづくり』をテーマに、うつわやドライフラワー、その他クラフトアイテムなど、作家さんのアイテムを中心に取り揃えています。
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「angersの小さなうつわ市 vol.4」を開催します!
本日はその中から、滝沢都さんのピンクッションをご紹介します。
この小さなピンクッションを作られているのは、長野上田市で活動されている、滝沢都さん。数年前まで沖縄の石垣島にお住まいだった滝沢さん。沖縄の工房では、糸芭蕉と育て、芭蕉布を作られていたそうです。
2006年にその工房から独立し、2012年に滝沢さんの故郷でもある長野上田市で、工房月慈(こうぼうつきじ)として活動を開始されました。現在は、築150年のお家で、家族で暮らされています。
土からはじまるモノづくり
石垣島では、糸芭蕉を育てていた滝沢さんですが、長野県上田市に移住したことをきっかけに、標高の高い上田市の気候にあった亜麻や、綿の栽培を始められました。
材料の栽培から、糸を紡いで、糸を染め、生地を織り、製品にするまで、すべてご自身で行われています。仕入れた糸や生地から作るものづくりではなく、土からはじまるものづくりを志しているそうです。
その中でも滝沢さんが好きな工程は、生地を織るところ。
生地は織る時間は、全体の仕事量に比べると、ほんのわずか。糸を紡ぐ時間のほうが何倍も長く、織る工程は最後の楽しみなんだそう。
※左/着物を織っていた織機で、生地を織っているところ
※右/糸車で糸を紡いでいるところ
※綿を紡いで糸にしたところ
春夏秋は畑仕事が中心の生活
植物の栽培もご自身でされている滝沢さん、春夏秋は畑仕事が中心になり、特にGW前後の種まきの時期が一番忙しいとのこと。
収穫は、亜麻が8月上旬頃、綿は亜麻よりも収穫までに時間がかかるので、9-11月頃。今年のように雨が続くと植物が倒れてしまうので、とても苦労されたそうです。
ピンクッションの中のクッション部分は、長野の羊の毛を使われていますが、なんと、毛刈りもご自身で体験されるそうです。お話ししていると、好奇心旺盛の滝沢さんに圧倒されるばかり。
たくさんの人に手に取ってもらいたいから
普段は、綿や亜麻(リネン)、また羊毛を使ったストールやマフラーなどを作られている滝沢さん。
「ストールやマフラーなどの巻物は、どうしても単価が高くなってしまうので、手に取りづらいと思うんです。手の届くお値段で、もっと気軽にたくさんの方に手にとってもらえるようなものを作りたかったんです。」そんな滝沢さんの想いがかたちになったのが、ピンクッションでした。
ピンクッションの木のうつわ部分は、木工の工房の端材で作られているもの。端材なので、木の種類やサイズ、かたちなどさまざま。その1つ1つ個性溢れるうつわに合わせて作ることが、とても楽しいのだそう。
そんな滝沢さんのものづくりへのこだわりや想いがつまったピンクッションを、今回は少量ですが、ご用意いただきました。
1点1点風合いが異なるので、ぜひ手にとってお選びいただけると嬉しいです。
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