仕事や家の用事が立て込んでいると、目の前のことを片付けるのに必死。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」
そうこうしているうちに、1日なんてあっという間。
この時間に追われる生活、時々ならいいですが、毎日続くと大変ですよね。
そこで取り入れてみたいのが「時間貯金」。
未来の自分のために、物事を少しだけ先回りして行うという新習慣です。
未来といってもそんな先の話ではなく、数日後とか来週とかそんなレベル。
だからやる内容も、小さなことばかり。
ですが、これが案外、あなどれないんです。
時間の主導権、握れていますか?
自分から進んで忙しくしている時は苦にならないのに、追い立てられると途端に押し寄せてくる疲労感。
日々の暮らしやすさは、「時間の主導権を握れているかどうか」で大きく変わります。
それはつまり、時間に追われているなと感じたら、どこかで巻き返しが必要だということ。
そこで役立つのが、時間を先取りするという意識です。
でも、ただでさえ忙しい身。そんなに大きな先取りはできませんよね。
けれど日々の小さな心掛けだって、積み重ねれば大きな変化になるはず。
「物事を少しだけ先回りして行う」ことは、時間を自分でコントロールすること。
未来の自分がホッとひと息つくための、小さな一歩です。
来週のわたしのためにしたい5つのこと
<1.ついで掃除で汚れにくい環境に>
コンロ周りや水周りの汚れは、後回しにするほど、どんどん頑固になって落とすのに時間がかかってしまいます。でも使った直後ならサッと拭くだけでOK。
調理の後片付けのついでに。洗面所で顔を洗ったついでに。
ついで掃除で、本格的な掃除をする回数も時間も大幅に減らせます。
<2.おかずは多めに作ってストック>
おかずを作る時は、まとめてたくさん作ってストックへ。
イチから常備菜を作るのが大変でも、多めに作るのなら負担はそこまで増えません。
もし同じメニューが続くのを避けたいなら、味付け前のものをストックにまわして後から味を変えたり、食材の下ごしらえを済ませておくだけでも、未来の手間が省けます。
<3.買い物メモは不可欠>
店先で買い物リストを思い出したり、必要な時に足りなくてわざわざ買い直しに出かける時間を省くためには、買い物メモは絶対に必要です。
食材を使い切ったり、日用品のストックがなくなったら、忘れないうちにすぐさまメモ。
その際、野菜・肉魚・日用品など、カテゴリーごとに分けて書いておくと、買い回りがスムーズになります。
<4.すぐできることはその場で終わらせる>
すぐできることを後回しにして、「何をどうするんだったっけ?」と確認し直したり、必要な書類が見当たらなくて探したりという経験は、誰もがあるはず。
一説によると、すぐにできることを後ですると、時間が3倍かかるんだとか。
使ったものを元に戻す、提出物の記入、ちょっとした頼まれごとなどは、その場で終わらせることで、思った以上に時間が節約できそうです。
<5.隙間時間というチャンスを逃さない>
どんなに忙しくても、ふと時間が空いてしまう時ってありますよね。
その隙間時間は、後でやろうと思っていたことに取り組む絶好のチャンス。
ただ、突然フリーな時間が与えられても、「何をしよう?」と戸惑ってしまいがち。
そこで、そんな時のために、やりたいことを日頃から手帳や携帯にリストアップしておきます。
そうすれば、急な隙間時間でも無意味に消費せずに済みますよ。
「物事を少しだけ先回りする」ことが習慣化すれば、忙しい日々でもちょっぴりゆとりを生み出せます。
うっかり手放してしまった時間の主導権。
きちんと取り戻して、暮らしも心も、健やかに過ごせるようにしたいですね。