こんにちは、宮城です。
もうすぐ父の日ですね。
父のことに想いをめぐらせていると、あれこれ出てくるエピソード。私の夢見がちでロマンチストなところは、父譲りだなとしみじみと感じます。
そんな今日は、先日溜まった手紙をポストから取り出している時にふと思い出した、幼少の頃のある不思議な出来事についてお話しますね。
■ 小さな私に届いた、神さまからの手紙
私がまだ小さかった頃の、ある日のお話。
森の中にある私の家の小さなポストに、私宛ての1通の手紙が届きました。
青い万年筆で書かれたその手紙の差出人は、なんと「守り神さま」。いつも見守っていますよ、というような内容だったことを覚えています。
それからというもの、時折届く神さまからの手紙。
どこに出せばいいか分からない神さまへのお返事をしたためては、住所も書かず、切手も貼らないまま家のポストに入れてみたりなんかして。(そして、いつの間にかなぜかなくなる。)
そうして幼き私は、神さまと少しの間だけ文通をしたのでした。
その青いインクの万年筆の筆跡が父のものと明らかに似ていると気がついたのは、それからずいぶんと経ってから。
サンタさんの正体を知ってしまった時の衝撃よりかはいくらか和らいで受け止めることができた「守り神さまからのお手紙」事件は、今となっては思い出せばなんだかほっこり心が温まる、私が大切にしている幼少期のエピソードです。
■ 今年の父の日は・・・
そんな父に今年贈りたいのは、書斎の本棚に飾って欲しい
「縞笹の苔山」。
本が山積みでなんだか風通しも良くない父の書斎に、これならちょっとした涼を届けてあげられると思うから。
変わらず青いインクの万年筆を好む父に。
伝えきれない「ありがとう」を込めて、今年贈りたい父の日ギフトです。
= 写真:中島 文:宮城 =
【ご紹介した父の日ギフトはこちら】
「縞笹の苔山」