= 写真:平山、サトハナ、宮城 文:宮城 =
「何に使っていたのかな?」
「本当はああやって使うものだけど、ウチではこうやって使おうかしら・・・」
古いモノたちの声を聴きながら、あれこれ想像をするのが楽しい蚤の市。
神社の下でおじいちゃん達が目利きをして楽しんでいた蚤の市は、最近様子を変えてちょっぴりオシャレなんです。今日はそんな昔ながらの蚤の市とはまた異なる、オシャレな「東京蚤の市」へおさんぽ。
お休みの日にアンジェスタッフ達も何名か訪れていた「東京蚤の市」の様子を今日はお届けしますね。
■ 出逢いがきっと見つかる ちょっぴりオシャレな蚤の市へ
蚤の市ってどうしてこんなにも魅力的なのかなって、東京蚤の市へ向かう雨の日の電車の中で考えていたんです。
それはたぶん、自分とそのモノと異なる時間を重ねてきたもの同士のたったひとつだけの新しい出逢いが見つかるから?
いろんな物語を背負った古いモノたちには、どこか陰影や色気があって。新しいモノにはない、時を重ねたからこそ滲みだすものにどうしても心が揺さぶられます。・・・なんて、ちょっぴり人間のお話のようですね。
今回も、東京オーヴァル京王閣で行われた東京蚤の市。
たくさんの作家さんの豆皿や箸置きが集まった「東京豆皿市&箸置き市」と、スワッグやエアプランツなどが集まった「花マルシェ」と、はたまたあんこにまつわるお店が集まった「東京あんこ通り」と、ほかにもたくさんの企画を交えながら雨の日も楽しめるイベントに。
「東京豆皿市&箸置き市」エリアでは、アンジェでもお取り扱いのある赤地径さんの豆皿たちを発見しましたよ。
もう、数がだいぶ少なくなっていました。
■ 東京蚤の市編 アンジェスタッフたちの戦利品
<スタッフ平山の戦利品>
スタッフ・平山は実もののグリーンと、カッティングボード、趣のあるソケットを購入。グリーンはドライにして楽しむそうですよ。
<スタッフサトハナの戦利品>
スタッフ・サトハナが購入したのは、古いチェアとグラスと可愛らしい柄のスポンジワイプ。
サトハナ家にたたずむ、アンニュイなネコグラス。
古い折り畳みのチェアは来客用に購入したもの。フランスから取り寄せたという自宅のこだわり床材の風合いに早速溶け込んでいます。
<わたくし、宮城の戦利品>
私は、フランスの古い木製の横長おたまと、ヒトデ!
ヒトデは夏の季節の箸置きにするつもりです。
そして小さなスコップと、あちこち錆びついた大きな工具缶も。
ベランダガーデニングの小道具に早速活躍しています。
■ おまけ・こちらはちょっぴり本気の蚤の市
こちらはプロのディーラーさんも仕入れに訪れるという、ちょっぴり本気な蚤の市「平和島全国古民具骨董まつり」。
毎年3月、5月、6月、9月、12月に、東京都大田区にある「平和島東京流通センター」で行われています。
室内だから、雨天も関係ないのがこちらの蚤の市のひとつの魅力!ひとつの場所にぎゅぎゅっとお店が集まっていて見応えたっぷりなので、わたくし宮城もよくパトロールしております。外国の方などをお連れしても喜ばれますよ。
GWに訪れた際のこちらでの戦利品は、なんとアフリカはコートジボワールのセヌフォ族の椅子。
丸太をくりぬいて作られたこの椅子は、ゾウ足がなんともチャーミング。現地では、お母さんたちがこの椅子を頭にのせて川辺にまで行き洗濯をするそうですよ。私はローテーブル使いにしようかなと思います。
東京蚤の市はしばらくありませんが、「平和島全国古民具骨董まつり」は来月23日ー25日とありますよ。ぜひ自分だけの新しい出逢いを見つけに行ってみてくださいね。
【お散歩した蚤の市】
<第11回東京蚤の市>
開催場所:東京オーヴァル京王閣 東京都調布市多摩川4-31-1
入場料:500円(小学生までは無料)
<平和島全国古民具骨董まつり>
開催場所:平和島東京流通センタービル 東京都大田区平和島6-1-1
入場料:無料
※次回は6月23日(金)24日(土)25日(日)