今だけのお楽しみ。
旬のたけのこを茹でる時の、部屋に充満するふんわり優しい香りやほんのり甘い味わいはこの時期だけのとびきりの贅沢です。
とはいえ、下ごしらえしてみても使いきれない!とお悩みの方も多いのでは?
今日は皆さまのそんなお悩みを解決する、たけのこの保存方法についてご紹介しますね。
■ たけのこの保存方法:保存をする前に
保存をする前に、知っておきたいのが下ごしらえしたたけのこの切り分け方。
冷蔵保存は、保存容器に入る範囲でできるだけ大きめに形を残しておきましょう。その反面、冷凍保存したい場合は次回そのまま使えるようにできるだけ小さく切っておくのがおすすめです。
まずはたけのこを横にして、比較的柔らかい穂先部分と、硬めの根元部分に切り分けましょう。
<根元部分>
まずは輪切りにして、その後用途によってそのままか、いちょう切りや短冊切りなどに。
<穂先部分>
先の細い先端部分は切り取り、細かく刻めばお味噌汁の具などに使えますよ。
その下の部分は縦に2つに切ってから、切り口を下にして用途によってくし形切りや薄切りなどにしましょう。
■ たけのこの保存方法<1> 冷蔵保存
【1】
下ごしらえしたたけのこを適当な大きさに切り分け、保存容器にいれます。
【2】
たけのこがかぶる程度の水を入れて、冷蔵庫で保存します。
【3】
毎日水を取り替えます。
毎日水を取り替えれば多少日持ちする冷蔵保存ですが、5日を限度として使い切りましょう!
■ たけのこの保存方法<2> 冷凍保存
更に長期の保存をしたい場合は冷凍保存という方法も。
【1】
下ごしらえしたたけのこを、次回そのまま使えるように更に小さく切り分けます。
【2】
切ったたけのこを保存袋に入れます。
【3】
大さじ1ほどの砂糖(たけのこ300gに対して)をまぶし、袋の中でよく馴染ませます。
【4】
馴染んだら冷凍庫で保存します。
砂糖の効果で、半年ほど冷凍保存した後でもシャキシャキという食感をお楽しみいただけますよ。
※その後の調理では、お砂糖の量の調整をしてください。
自分で下ごしらえしたたけのこの美味しさを長く楽しむことができる、2つの保存方法。
こんな方法で保存がきけば、常備菜などにも役立ちそうですね。
たけのこの美味しいこの季節、ぜひご家庭で旬の味わいをお召し上がりください。
= 文・写真:宮城 =