ドイツはベルリン北部にある、ちょっぴり変わったコインランドリー「Freddy leck sein Waschsalon(フレディ レック・ウォッシュサロン)」。
アンティークのシャンデリアや趣のある壁紙に彩られた店内には高品質な洗濯機が並び、思い思いに読書やネットサーフィンに興じることができるカウンター席と、コーヒーを飲みながら気軽に談笑ができるカフェスペースで構成されています。
愛らしいご老人からトレンドに敏感な若者まで、近所の人々のコミュニケーションが生まれる場所です。
■ フレディレックさんが思い描くのは、ただのコインランドリーではない「ウォッシュサロン」
「ランドリーの時間をもっとみんなにエンジョイしてもらいたいんだ!」
そうランドリーシーンへの想いを語るオーナー・フレディレックさんは、You Tubeで検索すれば過去に出演したドラマが出てくるような元・役者さん。
表現しているようでいて型にはめられてしまう役者という仕事に疑問を抱き、いずれは自分の店を持って想いを表現したかったのだといいます。
そこで出会ったのが、とあるコインランドリー。
洗濯をしてキレイを手にする場所であるはずなのに、コインランドリー自体が魅力的ではないというその矛盾に目を付けたフレディレックさん。自分の新しい表現の場所として、地域のコミュニティとして成り立つ新しいスタイルのコインランドリー「フレディ レック・ウォッシュサロン」をオープンしました。
■ ブランドディレクター・松延友記(まつのぶともき)さんとFreddy leck sein Waschsalon(フレディ レック・ウォッシュサロン)との出会い
フレディ レック・ウォッシュサロンの日本での展開におけるブランドディレクター・松延友記(まつのぶともき)さんが「イケる!」と確信したのはこのピンチから。
どうしても使いたかったそのピンチに「難しい」と言われていたロゴプリントがくっきりとのった時には、日本におけるフレディ レック・ウォッシュサロンの展開にはっきりと希望を持つことができたのだとおっしゃいます。
生活様式の異なるドイツの洗濯用品は、そのまま日本に輸入してもなかなか使い勝手の悪いもの。商社にお勤めでもともと日本の優秀な洗濯用品メーカーとのネットワークを持っていた松延さんは、日本の確かなものづくりの力でドイツのフレディ レック・ウォッシュサロンのクリエイティブ性を表現したかったのだといいます。
松延さん
「お気に入りの洋服を着ていても、それを脱いでランドリーバスケットに入れた瞬間に生活感が滲んで世界が変わってしまう。自分自身がランドリーシーンにおけるその構図を何とかしたいと思った矢先に、フレディ レック・ウォッシュサロンと出会ったんです。」
パラパラとめくっていた雑誌の片隅に載っていた、ベルリンのフレディ レック・ウォッシュサロンの記事。毎日の洗濯を楽しく心地の良いものにする遊び心が散りばめられたその発想に魅せられて、その数か月後にはフレディレックさんに会いにベルリンの地へ。
実はその時フレディレックさんはバイク事故で入院中。初めての訪問では会えなかったものの、渡独を繰り返し関係性を築いたおふたり。会うことのできなかった初めての訪問も、今ではいい思い出です。
フレディ レック・ウォッシュサロンを日本で展開し始めて、初めてバイヤーさんからいただいた発注書は今でも松延さんの宝物。
その後、様々な努力を経て日本での展開が始まったフレディ レック・ウォッシュサロングッズ。今では500以上もの店舗で展開されています。
松延さん
「ライフスタイルという言葉が隆盛してきた中で、洗濯用品であることのクオリティは大事にしたいと思っているんです。『なんとなく可愛い雑貨』で終わらせたくない。これってなんのブランドだったっけと分からなくなる前に、洗濯用品のブランドであることをしっかりと確立させたいと思っています。」
右・ブランドディレクターの松延友記(まつのぶともき)さんと、左・営業の卜部玲奈(うらべれいな)さん。白いショップコートがお似合いです。
ドイツのクリエイティブ性と日本のものづくりの力が融合した「フレディ レック・ウォッシュサロン」は、使い心地の良さや実用品としての優れた機能性を大切にしながらも、毎日の洗濯の時間や空間をもっと魅力的なものにする遊び心に満ち溢れたブランドです。
今年の夏には念願のコインランドリーを東京にもオープン。
ランドリーシーンから、暮らしそのものを変えていくフレディ レック・ウォッシュサロンです。
= 写真:ご提供・宮城 文:宮城 =
【今日は、お洗濯がしたくなるフレディレック限定セットの登場です】
フレディ・レック 限定バンダナ付ランドリーセット