プロフェッショナルである料理家の方の、お仕事の裏側にあるご自宅での暮らし方。
料理家であると同時に、ひとりの妻であったり、ひとりの母であったり、ひとりの女性でもある彼女たち。この企画では、そんな料理家さんたちの毎日の暮らしの中にある「家仕事」について教えていただいています。
今日は料理家・みないきぬこさんに教わる、みないさん家のとっておきおもてなしレシピ。人が集まることも多いこのシーズン、みないさんがご自宅でお客さまをもてなす際にお出しするとっておきのレシピを教えていただきました。
■ みないさん家のとっておきおもてなしレシピ 「ローストビーフ」
今回みないさんに教えていただくのは、ローストビーフ。テーブルにお出ししたら「わぁっ!」っと歓声があがりそうなひと品です。
みないさん
「人が集まる際はとにかくバタバタしがちなもの。前日に仕込んで置けるメニューなら、当日ばたばたせずに席についてお客さまとゆっくり食事を楽しめます。」
<材料>※みないさんの私物のストウブ ピコ・ココット オーバル23cmを使用 ※作りやすい分量として
・牛ももブロック肉 600~700g
・A(にんにくすりおろし1片分、オリーブオイル、しょうゆ各大さじ1、粗びきこしょう大さじ1/2、塩小さじ1/2、ローズマリーあれば2本)
・オリーブオイル 大さじ1
<ソース材料>
・黒酢 大さじ3
・しょうゆ、オイスターソース、はちみつ 各大さじ1と1/2
・にんにくみじん切り 小さじ1
<付け合わせ野菜>
・香菜、赤ピーマン、白菜など 各適量
【1】
牛肉はAをもみ込んで1時間~ひと晩おく。
ひと晩おく場合は冷蔵庫に入れて、【2】の工程に入る前に室温で1時間ほどおきましょう。
【2】
鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、【1】の表面全体を焼き付ける。
【3】
そのままストウブのふたをして弱火にし、7分ほど加熱する。そのまま火をとめ1時間ほど置き粗熱を取る。
※ストウブがない場合は、お肉を焼いた後にホイルに包んでトースターで20~22分ほど更に焼き、ふきんなどで包んで粗熱を取ってくださいね。
【4】
ソースの材料を小鍋に入れて2/3量になるまで煮詰める。
【5】
ローストビーフを取り出して切り分ける。ソース、野菜を添える。
■ みないさんのひとことポイント
「ローストビーフは思っているより簡単に作れます。ただお肉の塊が売ってないこともあるので、作る予定があるときはお肉屋さんにあらかじめ予約しておくといいですよ。」
みないさんに教えてもらった、人が集まる季節のおもてなしレシピ。前の日から仕込めるこんなメニューで、ぜひ当日は美味しく楽チンに、とっておきのおもてなしをしてみてくださいね。
= 文・写真:宮城 =
【ご紹介したアイテムはこちら】
staub ピコ・ココット オーバル 23cm
< プロフィール >
みないきぬこさん
料理研究家の枝元なほみさんのアシスタントを務めた後に独立。雑誌やTVなどで活躍するほか、女子栄養大学で非常勤講師として調理実習の講義も行う。家ではひとりの女の子を育てるお母さん。著書に「はじめてのストウブ(池田書店)」「萌え断(河出書房新社)」「大豆で美味しい毎日レシピ(エイ出版社)」など。
【料理家・みないきぬこさんの本はこちら】
「はじめてのストウブ 素材別シンプルおいしいレシピ 」 池田書店
「萌え断」 河出書房新社