秋晴れの休日は、栃木県・益子の陶器市へ!
春と秋と、年に2回行われるこの陶器市。
SNSなどの影響か、訪れるごとに人出は多くなり、最近のその賑わいぶりにちょっぴりひるんでしまいそう。
とはいえ、大きな青空のもと作家さんからいろいろお話を伺いながら直接うつわを購入することができる貴重なこの機会。
毎年この時期が待ち遠しい、小旅行気分で楽しめるイベントです。
■ 東京・秋葉原駅発「関東やきものライナー」に乗って行きました
今回は車でなく、茨城交通が東京・JR秋葉原駅中央改札口ロータリーから出している高速バス「関東やきものライナー」に乗って行ってきました。
東京近郊からだと電車を何回も乗り継いでいくことになる益子には、便利なこの高速バスがおすすめです。
往復利用だとさらにお安く乗車できますよ。
ただ、ご注意いただきたいのはこのバスは予約制ではないところ。(2016.11現在)
秋葉原駅8時20分発(午前中はこの1本のみ!)しかないバスに対して、7:40にバス停に着いたもののすでに大行列!
この時点でスタッフの方に
「今日は増便してバスが5台来ますが、もう定員オーバーでご乗車はできないと思います。」
と言われてしまいました。
パラパラと諦めて電車に切り替える方々もいらっしゃる中、諦め半分で様子見で並んでいたところなんと急遽バスがもう1台来ることに!
私たちは運よくバスで益子へ行くことができましたが、確実にバスに乗るためには早め早めの行動をおすすめします。
1番早い方は6時前から並んでいたそうですよ。
■ 益子陶器市に到着!
バスが11時くらいに益子に到着すると、そこには人!人!人!!
初日で快晴ということもあって、益子はもうすでに多くの人で賑わっています。
並ぶのはうつわの作家さんのテントだけではなく、木工作家さんやガラス作家さんのテントも。
自然豊かな益子らしくドライフラワーや実ものの枝を丸めたリースが売っていたり、築地までお魚を仕入れに行きたくなっちゃうようなカゴを突然道端でおじさんがたたき売りし始めちゃうのも楽しいところです。
毎年人気のよしざわ窯さんのテント。
朝8時の時点で100人ほど行列している・・・なんてSNSの投稿を前回見かけましたが、もちろん今回も11時の時点でこの通り!
13時の一般開放を目指して、またすでに行列ができています。
ぶらぶら歩けば、スワッグやブーケを作ってくれるテントも!
あっという間にその場で素敵なブーケを束ねてくださるので、皆が足をとめてついつい眺めてしまいます。
■ お腹がすいたら・・・
屋台やお蕎麦屋さんのほかにも、楽しいごはん屋さんやカフェが点在する益子の陶器市。
ちょっと歩き疲れたら、こんなところでひと休み!
こちらではその場で手羽を焼き上げてくださいます。
青空のもと、カウンターで日本酒と一緒にいただくことができますよ。
私は「ヒジノワ」という可愛らしいカフェで、お腹にやさしいユズ茶をいただいてほっこり。
出していただいたうつわも益子のもの。
こんなところもまた来たくなっちゃう益子の魔法です。
■ 小さなお子さまをお連れの方に
ベビー&キッズフレンドリーな益子の陶器市には、授乳やおむつ替えができるスペースもあちこちに用意されていましたよ。
配布されているマップに記載があるので確認してみてくださいね。
■ 本当はこちらもおすすめしたい、ローカル線「真岡鐡道」
東京近郊から益子に行く場合、何回もの乗り継ぎとなる電車は確かに大変なのですが、茨城・下館駅と栃木・益子駅を結ぶ「真岡鐡道(モオカテツドウ)はちょっぴりおすすめです。
時間を合わせればSLにも乗れますよ。
SLの運転士さんいわく、コンピューター制御された今の電車と比べてSLは調子がいまひとつでもコンコンと叩けばご機嫌が直ったりとどこか人間らしい愛らしさがあるのだそう。
ゴトゴト揺られながら長閑な北関東の風景を眺めているだけで、ちょっとした旅情を感じることができますよ。
■ おまけ
今回の私の戦利品!
左から反時計まわりに・・・
・槐(エンジュ)の木材
なんと400円!
チーズやパンを並べるカッティングボードとして使用しようとたくらみ中。
・伊藤亜木さんのガラスのひょうたんの箸置き
・豊田雅代さんの箸置き
・佐藤敬さんの大片口
これからの季節、煮込みを入れるのに重宝しそう!
・梨
一緒に行った友人は栃木県出身。
道を聞いた相手が偶然友人の叔母さまのご友人で面識がある方だったというハプニングが!
ご縁で、美味しいにっこり梨をたくさんおすそ分けしていただきました。
= 文・写真:宮城 =
【お散歩した陶器市】開催中ですよ!
・益子陶器市
開催日:2016年11月3日(木)~11月7日(月)
開催時間:9:00-17:00
会場:栃木市益子町各所