小さな祖母が作った大きなおはぎ。
祖母が亡くなってからは、食べるおはぎはすっかり和菓子屋さんのものになってしまったけれど
時々はこうして祖母を偲んで自分の手で作ってみたい。
祖母の小さなその手つきを思い出しながら、お彼岸に向けておはぎを作ってみました。
■ 暦の献立「おはぎ」・まずはあんこ作りから
今日はすっきりした後味の、甘さ控えめあんこを作ります。
<あんこ:材料>
・小豆 150g
・砂糖 100g
・塩 少々
1:
鍋に小豆と、小豆がひたひたになるくらいの水を入れ、沸騰したらお湯を捨てます。
これを2-3回繰り返します。
2:小豆の4倍ほどの水を入れ、小豆が簡単に潰れるくらいまで柔らかく煮ます。
3:お湯を少し残して捨て、砂糖を数回に分けて入れながら弱火であんこがもったりしてくるまで煮ます。
(この後、時間があれば一晩寝かすとより美味しくなるそうです。)
4:最後に塩で味を調えます。
■ 暦の献立「おはぎ」・炊飯器でラクラク 3色おはぎ
<おはぎ:材料> 大き目おはぎ10個分
・もち米 2合
・水 2カップ
あんこ
・上で作ったあんこ
きなこ
・きなこ 20g
・砂糖 10g
・塩 ひとつまみ
すりごま
・すりごま 20g
・砂糖 10g
・塩 ひとつまみ
・しょうゆ 小さじ1
1:
炊飯器で白米モードでもち米を炊きます。
炊き上がったら蓋を開けずに10分ほど蒸らします。
その後、お米の粒が残る程度にすりこぎでつぶします。
2:
もち米を俵型にします。
きなこやすりごま用には中にあんこを入れても◎。
3:
(あんこバージョン)
手のひらにあんこを適量のせて、あんこを伸ばしながらもち米を包みます。
4:
(きなこ・すりごまバージョン)
まんべんなく混ぜたきなこやすりごまをもち米にまぶしたら、あんこと合わせて、3色おはぎの完成です。
砂糖の量などもお好みで調整しながら作ることができる手作りおはぎ。
彼岸入りにあの方に想いを馳せて
こしらえる時間にさえ懐かしさがにじむ、美味しい暦の献立です。
=文・写真:宮城=
【ご紹介したうつわ】
・
BRUNO マルチスレート ラウンド
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丹波焼 丹窓窯 スリップウェア 豆皿 中