旧暦の8/15にあたる今年の9/15は中秋の名月の日。
古くからこの日は、澄んだ夜空に浮かぶ月が最も明るく美しい日として月を愛でる習慣があったそうです。
今年の中秋の名月は平日。
鈴虫の声に耳を傾けながら月明かりの下でゆったりと過ごせば、まるで月の光が身体に染み入るように平日の忙しさを忘れさせてくれそう。
のんびり月を眺める、秋の夜長の過ごし方。
ご家族揃って、そんな秋の始まりはいかがでしょうか。
■ 秋の暦のしつらい お月見だんごの作り方
収穫に感謝をしてお供えする、お月見だんごを作ります。
<材料> おだんご15個ほど
・白玉粉 100g
・水 70ml
・カボチャ 数切れ(オレンジ色のおだんご用)
1:
白玉粉に水を加え、耳たぶほどの柔らかさになるまでよくこねます。
白色おだんご用とオレンジ色おだんご用に分け、オレンジ色用にはレンジで柔らかくなるまでチンしたカボチャを混ぜます。
2:
適当な大きさに丸めます。
3:
沸かしたお湯でゆでます。おだんごが浮いてきたら、そこから更に2-3分ほどゆでます。
4:
冷水に入れて余熱が冷めたら出来上がり!
あとは水気をきって豆皿に盛るだけで、秋の暦のしつらいの完成です。
おだんごを頬張るのはお月見後のお楽しみ。
お好みでタレやあんこなどと一緒にお召し上がりください。
見上げればそこにあるお月さまはかつて万葉の人々も愛でた同じものと思うと、また何とも風情があるもの。
いつの世も変わらない月夜の晩に。
まんまるお月見だんごを、ご家族みんなでどうぞおいしくお召し上がりください。
= 文・写真:宮城 =
【使ったうつわ】
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小石原焼 豆皿 3寸皿