妊婦時代楽しみにしていたこと。
娘が話せるようになったら、お腹にいた時のことを聞いてみよう。
産前、「おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと」という本を読み、
胎内記憶のある子も一部いると。
おしゃべりが出来るようになったら聞いてみよう!と思っていたのですが、
意思疎通という意味で会話ができるようになったのは2歳半ぐらいから。
ただ聞いてはみても、
「んー?くらかったー」などと言いながらも
お話下手でいまひとつ要領を得ない回答?
そんな事も忘れかけていたある日、
娘が食後の膨れたお腹を見せに来て
「ぽんぽこー、ぽんぽこー」
と喜んでいて。
「お腹に何が入ってるのかな?」
「ピンクの赤ちゃんが入ってるの!」
その言葉にちょっとびっくり。
臨月、お腹が張ってしんどい時や、
最後陣痛に苦み倒している時、
「私は今からピンク色の赤ちゃんを産むんだ!!
こんな辛さに負けない!」
(※何故ピンクなのかは今となっては不明?)
と激しくイメトレし続けていたからで。
その時にふと、
「ママのお腹にいた時どうだった?」
と聞いてみたら
「ママの声が沢山聞こえていたよ」
と。
8ヶ月間、冬から夏に季節が移り変わる度に
「もうすぐ桜がさくんだよ、来年は一緒に見に行こうね。」
「今日はお空が真っ青だね~。」
「日が長くなってきたね。もう夏だよ。もうすぐ会えるね。」
ずーっと話しかけていて、
それが少しは届いていたのかなぁ、と思うと
日々の疲れもザーッととれるほど嬉しく。
育児は結果を求めるものではないけれど、
小さな点が線になる瞬間はやはり嬉しい。
ママもママになってようやく3歳。
今年の秋は、去年約束したコスモスを一緒に見に行こうね。