丹波の雅峰窯さんから小さな豆鉢が届きました。
コロコロとした丹波のお豆のような小さな豆鉢。
高さもあるのでお料理を盛り付けるだけでなく、道で可愛らしく咲く野の花や、水切りして小さくなってしまったお花を生けてその小さな風景を楽しんでみました。
■ 雅峰窯さんにお邪魔しました
うつわを作られているのは雅峰窯4代目の市野秀之さん。
ふんわりとした笑顔の優しい奥さまと跡継ぎとなるたくましい息子さんたちに支えられ、
「窯もの」と呼ばれる我峰窯の昔ながらの伝統にそった焼きものと、「作家もの」と呼ばれる市野さんご自身の創造性を追求したうつわを作られています。
市野さんの作業場にお邪魔すると、私たちもお願いした豆鉢が。
ぽってりとしたフォルムと、うつわの表面に踊る影がなんだか楽しそう。
こちらは素焼きをされた状態で、これから釉薬が施されてさらに窯で焼かれます。
市野さんの窯では「窯もの」「作家もの」に加えて、時には丹波の伝統である「登り窯」で焼くものも。
薪となる赤松は、なんと一束¥500。
とても高価な薪ですが、松脂が豊富に含まれる赤松は非常に強い火力を出すそうで、その後の効率が違うんだそうです。
日向ぼっこしながら聞いていた、冗談好きな英之さんと大らかな奥さまの楽しい掛け合いにちょっぴりほっこり。
おふたりの楽しい笑い声が詰まった小さな豆鉢。
その豆鉢も紹介されている豆皿市ページもぜひ覗いてみてくださいね。
= 今日の書き手・宮城 =
【雅峰窯さんの豆鉢も紹介している豆皿市はコチラ!】
■ おまけ
5月にお邪魔したので雅峰窯さんの軒下には燕の巣が!
燕のお帰りを待つ雅峰窯さん家のダルマです。