初夏の日差しのような春の終わりのある日、人生初の石川県まで弾丸日帰り出張に行ってまいりました。
お邪魔したのは九谷青窯さん。
バイヤーの平山と秋冬(夏にもなっていなかったのに!)の仕込みをしてきました。
出迎えて下さったのは主宰の秦さん。
30半ばのいい歳した私がおずおず「まだ入社して3週間なんです。 」と申し上げると、にやっとイタズラっ子ぽい顔をされて「新卒ですね?」とおっしゃいます。
なぜかそのくだりがお気に召した秦さん。
その後、作業場を案内して下さる際にも作家さんおひとりおひとりを
「このコ、新卒。このコも新卒ね〜。」
とご紹介してくださっては
「いえいえ、違いますから!笑」
と作家さんご本人から朗らかに突っ込みが入ります。
若い作家さんが活躍される作業場の中で、秦さんご自身はもう器は作らないのかと尋ねると
「いやいや、私みたいな妖怪はもういいんですよ。そもそも私がやっていた数十年前から、今と変わらず若い人たちばかりでやっていたんだから。」
とおっしゃる秦さん。
その横顔から
「冗談好きでフレンドリーながらも、ご自身の経験を踏まえて若い作家さんの環境をしっかり整え後ろから見守る」
まるでみんなのお父さんのようなそんな印象を受けました。
そして作業場では、アンジェでも人気の米満麻子さんがちょうどデザートカップ「色絵葉っぱに蝶」の絵付けをされているところでした。
可愛らしくそっとはにかむ米満さん。
静かな作業場の中で、やっぱりそっと優しく、葉っぱにとまる蝶を描かれます。
(そんな米満さん、作業の道具としてもご本人の作品「色絵レモンの木」のマグを利用中。)
九谷青窯さんについては、改めてまたご報告させていただきますね。
今日は九谷青窯の高原真由美さんの豆皿も入荷しています。
商品ページもぜひチェックしてみてください。
= 今日の書き手・宮城 =
【紹介したアイテム】
・
米満麻子さんのデザートカップ「色絵葉っぱに蝶」
【高原真由美さんの豆皿も紹介しているアンジェの豆皿市はコチラ!】