わが家には造り付けの収納がほとんどありません。あるのは奥行きの少ない物置きがひとつだけ。なので、キッチンも、洗面台周りも、リビングも、基本は見せる収納です。
だけど、何でもかんでも見せてしまうと、部屋がゴチャついてしまいます。
それに、掃除道具など、どうしても見せたくないものも。
生活感を隠したい!でも隠せる収納場所がない!
今日は、長年収納に悩まされたきたわたしが行き着いた、「死角収納」をご紹介します。
生活感を隠しつつ、パッと手に取れる「死角収納」
部屋はいつもキレイに整えておきたいもの。でもいくらスッキリ見せたいからといってモノをしまい込んでしまうと、必要な時にサッと取り出せず、それはそれで不便ですよね。
そこでおすすめしたいのが、死角を活用した収納です。
ちょっとした隙間やモノの裏側など、目につきにくい場所は絶好の収納スポット。
生活感を隠しつつ、出し入れしやすい。そんな都合の良い収納を作ることができるんです。
見せたくないものは壁との隙間に
わが家にはクローゼットがなかったため、クローゼット型の洋服タンスを後から足しました。設置する際、あえて作ったのがこの隙間。
たった十数cmのスペースですが、これが、、
使用済みダンボールの一時置き場にピッタリ。結構たくさん収納できますが、普段の生活で目につくことは、ほぼありません。
キッチンでもこの手法を使っています。活用したのは、ここ。
分かりますか?冷蔵庫の奥に壁との隙間があるんです。のぞき込んで見てみると、
フローリングワイパーなど高さのある掃除道具を奥の方に、手前にはハンドクリーナーや、洗ったクロスや保存バッグを干す布巾掛けを。冷蔵庫にはマグネットが付けられるので、浮かす収納ができるのも便利なポイントです。
目線より下にも収納できるスポットが
続いて注目したい死角が、テーブルやデスクの下のスペースです。天板が視線を遮ってくれるので、下に置いた収納が目立ちません。
たとえばこちらは、わが家のダイニングテーブル兼作業台。この状態では何も見えませんが、少しかがんでのぞき込むと、
引き出しがたくさん隠れています。ここには、ガムテープなどよく使うツール類や、ステーショナリー、書類の一時置き、小さな調理道具など、こまごまとしたものをカテゴライズしながら整理。
普段は存在感がなく、必要な時はスムーズに出し入れできる、便利な収納として重宝しています。
収納といえば、片付けるか見せ置きするかの2択で考えがちですが、3つめの方法として死角収納を知っておくと、整理整頓の幅が広がります。見せたくないけどよく使うものの定位置に、また収納を増やしたい時にも、死角を活用すれば、簡単に部屋がすっきり整いますよ。