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それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

クリスマスもまだだけど、そろそろお正月のことも考えなくちゃ!

「おせち」というと、作り方も詰め方も難しそう・・・とひるんでしまう方も多いのでは?
でも、最近はライフスタイルやそのシチュエーションに合わせた様々な「おせち」の形があるんです。

そこで今年アンジェがおすすめしたいのは、「お重おせち」「大皿おせち」「ワンプレートおせち」の3つの形。
今日はそんな中でも、目上の方が多かったり、大切なお客さまであったりと、ちょっと背筋をのばしたくなるような場にも相応しい「お重おせち」をご紹介します。

お正月といえばコレというほど私たちにも馴染みのある「お重おせち」。そんないつもの「お重おせち」にプラスするだけでテーブルがちょっとだけ格式高くなるプチテクニックもご紹介しますよ。



■  おせちのカタチ1・「お重おせち」 


<プチテクニック1・お正月らしいクロスで凛とした食卓を>

面積が大きい分、クロスを変えるだけで食卓の雰囲気はがらりと変わるもの。
まっさらなクロスを敷いて、中央にお正月らしい色合いのランナーを敷くだけで、メリハリのきいた凛とした空気が生まれます。

色は白や赤、紺、金、銀などの組み合わせがおすすめ。ランナーは手元になければカットした生地を畳んで置いてもいいですが、古い着物の帯などもこんな時に大活躍します。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

またゲストの手元に取り皿が並ぶ中で、ランナーの上にお重やお飾り、花材などをまとめると、中央に高さが出てテーブル全体のバランスが良くなりますよ。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =



<プチテクニック2・おもてなしの気持ちはお年賀にのせて>

ご挨拶しながら直接手渡しするお年賀ももちろんいいけれど、席に着いた途端にゲストの顔がほころぶこんなお年賀の渡し方はいかが?
ゲストのプレートにのせた小さなお年賀には、おもてなしの気持ちと新年のご挨拶もたっぷりこめましょう。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =



<プチテクニック3・お重には自然のものをあしらって>

お重を詰めるのはなかなか難しいもの。
でも葉など自然のものをあしらうことによって彩りも良くなり、お重がぐっと見栄えするものになりますよ。

こちらは柚子で作ったうつわ「柚子釜」を中央に置いて。もし葉のついた柚子が手に入ったら、葉を捨てずにフタを作りましょう。お重の良いアクセントになりますよ。
松葉には黒豆をさして。少し葉をゆがませて黒豆をさすことで動きが生まれます。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

ハランのような幅の広い葉はこんな使い方も。
おせちの下に敷くだけでなく、折ってお重の仕切りにすることもできますよ。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

お正月にぴったりなのは、松の葉やハラン、木の芽や笹、南天など。
縁起が良いと呼ばれる自然のものたちを使ってお重に彩りを加えましょう。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =



<プチテクニック4・気持ちが華やぐ仕掛けを食卓に>

格式生まれるお重おせちの席にも、みんなの顔がほころぶ仕掛けが欲しいもの。そんな時にはこんなテクニックでお正月の食卓を華やがせてみませんか?


そこにあるだけで思わずほっこりしちゃうのは「干支みくじ」。戌のお腹から楽しいおみくじが出てきて、お正月の食卓が盛り上がります。みんなで新しい年を占った後は、小さな置き物代わりにも。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

おせちにぜひ取り入れていただきたいのは、「飾り切り」。
花にんじんや手綱こんにゃくで、お煮しめまでぐっと華やかになりますよ。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =

小さな花器には南天などの「お正月らしい花材」を飾って。
新年の始まりに相応しい食卓が出来上がります。

それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =



それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ。
今日は、背筋の伸びるような新年の場にも相応しい「お重おせち」をご紹介しました。
次回はもう少しカジュアルな集まりや、洋食オードブルおせちにも似合う「大皿おせち」をご紹介します。



= 文・宮城 =



それぞれのスタイルで楽しむ「おせち」のカタチ・1 = お重おせち =




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