たくさん物がありながらもセンス良くまとめていらっしゃったり、しっかり計算をして機能的にお住まいだったり。
暮らしの数ほど、そのスタイルも様々です。
スタイルを持って暮らしを営む方々に「もの選びのポイント」や「日頃のちょっとした心がけ」など暮らしのヒントを教わる、新企画「○○さんのものさし」。
第1回目の今回は、インスタグラムで切り取る日常の暮らしがシンプルで素敵な人気インスタグラマーのnika.homeさん。
「シンプルに暮らす」にあたって、nika.homeさんが日頃どんなことを心がけていらっしゃるかお話を伺ってみました。
今週と来週にわたって、前編・後編でお届けします。
■ 今の暮らしは 家族が増えたことがきっかけ
すっきりした住まいの中に在る、季節の花々と小さなお嬢さまの気配。
nika.homeさんのお宅は、余計なものなど一切なさそうなミニマムな空間にどこか柔らかさがにじみます。
子どもが産まれ家族が増え、ものが溢れがちなステージに立ったことがきっかけで
「自分の把握できるものを適量持つ」ということを強く意識するようになったというnika.homeさん。
ものが少なくなったおかげで空間に余白がうまれ、お花好きだったお母さまの影響もあってその余白に季節の花やグリーンを置くようになったとおっしゃいます。
また、
「ためない」ことも、今の暮らしのコツ。
片付けや掃除をためずに小まめにすることで、結果として、きれいをラクに保つことにつながっているんだそうです。
■ nika.homeさんが空間ごとに心がけていること
インスタグラムにアップされるnika.homeさんのご自宅は、リビングもキッチンも、はたまた戸棚の中だってなんだかすっきり機能的。
シンプルに暮らすために、nika.homeさんが日頃から心がけていることを空間ごとに聞いてみました。
【リビング】
「お掃除をしやすくするために、なるべく床に物を置かないこと。
1日の終わりにしっかりとリセットすることも心がけています。」
【バスエリア】※4コマ写真・左上
「お掃除をしやすく、また汚れをためないように、水周りにはなるべくものを置かないようにしています。
バスルームでは、掃除道具などは出来るだけかけて収納するようにしています。」
【キッズスペース】※4コマ写真・右上
「リビングにあるキッズスペースも、1日の終わりにしっかりと片付けをしてリセットすることが大切です。また、子どもが片付けやすい環境づくりも。
例えば、子どもでも取り出しやすい小さめのボックスに写真をつけるのは「何が入っているか」「返す場所はどこか」を本人が分かるようにするため。
大人がやってしまえば早いけれど、「これはどこ?」と問いかけて本人が片付けをしてくれるような環境づくりをしています。」
【パントリーなどの収納スペース】※4コマ写真・左下
「新しいものが増えたら、必ず居場所を作ってあげるようにしています。
その反面、収納スペースの中にはとりあえずの「一時置き場」づくりも。
しばらく使っていないものや断捨離するか悩んでいるものなどを一時的にそのボックスにまとめることで、バラバラにあるよりも分かりやすく、ためない仕組みが出来上がります。
帰る場所があるものは、しっかりと片付けられると考えています。」
【キッチン】※4コマ写真・右下
「オープンキッチンですべて見えてしまうので、頻繁に使うもの以外はしまうようにしています。
例えばキッチン下の収納にボックスを入れ、様々なものを立てて収納。
重ねないので必要な時に取り出しがしやすく、また入れる所が明確なので片付けもラクになります。」
本当に必要なものと、心にときめきをもたらしてくれるもの。
そこに「ためない」コツが合わさってできる、nika.homeさんならではのシンプルな暮らし。
すぐマネできそうな暮らしのヒントが、そこにはたくさん込められています。
後編(来週)は、そんなnika.homeさんの「もの選び」について迫ります。
= 写真:nika.homeさん 編集:宮城 =
【後編はコチラ!】
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nika.homeさんのものさし 【後編】