気ままな暮らしの向こう側 日々のコラム

京都の夏、猛暑の地ならではのあれやこれ

京都の夏、猛暑の地ならではのあれやこれ

こんにちは。京都スタッフの大崎です。
じめじめ~っとした蒸し風呂のような京都の夏も終わりを告げようとしています。

今年は息子が小学校に上がり、人生で初めての夏休みということで、盛りだくさんのイベントにてんてこまいでした。
小学校では祇園祭に参加する機会が多く、低学年から山鉾を曳かせてもらったり、地域で舞を披露したりと、6歳の心にも何かしら強い印象が残ったようです。夏休みを終え、なんとな~く心も体もひとまわり大きくなったように感じます。



■ 御手洗祭に一瞬の清涼感を求めて


京都の夏のイベントといえば、思いつくのはやはり祇園祭でしょうか。
確かに、街中が一番盛り上がるのは祇園祭です。でも実は、夏ならではの行事がたくさんあるんです。


京都の夏、猛暑の地ならではのあれやこれ


こちらは下鴨神社の祭事、御手洗祭(みたらしまつり)。
別名、足つけ神事とも呼ばれ、ヒンヤリ冷たい御手洗池を歩いて渡り、無病息災を願うお祭りです。
開門する早朝から参加すると、始めは足に突き刺さるようだった川の冷たさが、歩くうちにとても清々しく感じるようになります!猛暑の日々、一瞬の清涼を求めて人々が集います。



■ 御手洗祭(みたらしまつり)


7月の土用の丑の日前後に下鴨神社で行われる御手洗祭は、境内にある御手洗池に足を浸けて、無病息災を願うお祭りです。冷たい池を渡ってろうそくをお供えした後は、ご神水のふるまいがあります。
また、下鴨神社は正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、京都市の東側、左京区にあります。日本三大祭のひとつである葵祭が開かれることでも有名で、世界文化遺産に登録されています。



京都の夏、猛暑の地ならではのあれやこれ



■ こどものためだけのお祭りも


京都の夏、猛暑の地ならではのあれやこれ


お盆が終わると大人はすっかり通常モードですが、京都のこどもたちには地蔵盆(じぞうぼん)が待っています!
町内にあるお地蔵様を中心に、こども達の健やかな成長を願って行われます。こどもが主役ということで、福引やお菓子配りなど、一日中楽しいイベントが続きます!これが夏休み最後の思い出になる子も多いのではないでしょうか?

そのほか、真夏を迎える準備のように水無月(和菓子です)を食べたり、神社やお寺で茅の輪(ちのわ)をくぐったり…うだるような暑さの続く京都の夏は、それを乗り越えるパワーをつけるための(!?)様々な行事があり、まだまだ紹介しきれません。来年は、そんな京都のあつ~い夏を体験してみませんか?
朝晩と秋の風が吹くようになり、日差しにやわらぎを感じるようになりました。
次は、観光にピッタリな紅葉溢れる京都の風景をお届けできると良いなと思っています◎



= 写真・文:大崎 =
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