1.エコバッグは洗える?
エコバッグは素材によって取り扱い方法が違うものの、基本的には洗えます。普段から頻繁に使うエコバッグは野菜の切れ端・肉や魚のドリップなどが付着し、汚れが蓄積している状態です。汚れたまま放置しておくと、匂いやカビの原因になります。
洗っていないエコバッグは食材の汚れに加え、持ち手には手垢が付いている可能性も。エコバッグをきれいな状態で保つためには、週1回程度の定期的なお手入れが必要です。
1-1. エコバッグのお手入れ方法
エコバッグのお手入れ方法は、洗濯機で洗う方法と手洗いできれいにする方法があります。まずはエコバッグの洗濯表示を確認し、お手入れ方法を把握しましょう。シミなどがある場合、少量の洗剤を塗布し歯ブラシなどで叩いておくと、汚れが落ちやすくなります。
洗濯機を利用する場合、洗濯ネットに入れて洗います。色の濃いエコバッグの場合、他の洗濯物と分けて洗うと安心です。印刷があるエコバッグの場合、裏返して洗濯ネットに入れると、印刷面への影響が少なくなります。
手洗いの場合、洗濯液の中で優しく20回ほど押し洗いし、きれいな水で十分にすすぎます。脱水は洗濯機で約1分と短めに行いましょう。手洗いの場合も洗濯ネットを使用すると、生地が傷みにくいです。
2.【素材別】エコバッグの洗い方
エコバッグは素材によって洗い方が違うため、まずはエコバッグの素材を確認します。表に繊細なプリント柄があるなどの理由で、お手入れに注意が必要なエコバッグもあるため、バッグのデザインに注目することも大切です。
ここからは、素材ごとにエコバッグの洗い方を紹介します。適切な取り扱い方法を知り、エゴバッグをきれいにしましょう!
2-1. コットン
コットンのエコバッグは洗濯機で洗えるものが多いですが、洗濯表示で洗濯機の使用禁止が禁止されている場合や、洗濯によるシワが気になる場合は手洗いします。
コットンは汚れが染み込みやすい素材です。気になるシミには洗濯洗剤を付けて歯ブラシなどで優しく叩き、前処理しておくと汚れが落ちやすくなります。
bon moment(ボンモマン)の「マチの大きなエコバッグシリーズ」は中に入れるものが滑りにくい、綿64%、アクリル36%素材。
汚れてしまったときは、洗濯機で丸洗いができます。コットン主体の生地ながら、洗濯後もアイロン要らずです。
2-2. 不織布
不織布は洗濯機を使用すると毛羽立ちやシワができる可能性があるため、手洗いがベストです。不織布がシワにならないよう、洗濯用洗剤を薄めた液につけおきするか、優しく押し洗いしましょう。スポット的な汚れは歯ブラシで優しく叩きます。
脱水のときも洗濯機の使用を控え、タオルなどの布で包んで水分を拭き取り、陰干しすると生地が傷みません。
2-3. リネン
リネンは天然素材であり、シワや縮みが起きやすい性質のため手洗いします。使用する洗剤は中性洗剤か、デリケート素材も洗える洗剤を使用しましょう。ネットに入れて優しく押し洗いすると生地が傷みにくく、シワを防げます。
脱水はタオルドライがおすすめです。洗濯機を使用する場合も30秒程度にとどめると、シワや縮みを防げます。
2-4. ナイロン・ポリエステル
ナイロン・ポリエステルは強い素材のため、洗濯ネットに入れて他の服やタオルと一緒に洗濯することが可能です。生地が薄くシワになりやすいタイプは、手洗いのほうが適している場合も。ナイロン・ポリエステルは洗剤によって傷むことがほとんどないため、中性洗剤の他、弱アルカリ性洗剤も使えます。
なお、ナイロン・ポリエステルは熱に弱い性質をもつため、乾燥機やアイロンの使用は控えましょう。
2-5. アルミ
中地に保冷機能のあるアルミ素材が使われているエコバッグは、基本的に洗濯機の使用はNGです。手洗いする場合も慎重に行う必要があります。
bon moment(ボンモマン)のエコバッグ商品は、アルミ素材が使われていても洗うことができ、洗濯機の使用も可能です。内側がアルミ素材の場合は洗濯不可のバッグが多いため、洗えるのであれば衛生面にメリットがあります。
アンジェのアルミ製エコバッグを洗濯機で洗う場合、洗濯ネットを使用し、設定を「ソフトコース」など弱めの水流に設定しましょう。洗濯水の温度は40度以下にすることで、生地が傷みにくくなります。食品を入れる機会が多い保冷バッグが洗えると清潔が保たれるため、安心して使い続けられるでしょう。
洗濯にプラスして、日頃のお手入れとしてアルコール除菌スプレーをかけて拭き取りすると、消臭効果が期待できます。
4. 気軽に洗える・お手入れできるエコバッグの選び方
エコバッグは気軽に洗える・お手入れできるものを選ぶと、負担なく清潔な状態を保てます。収納するものや用途に応じたお手入れ可能なエコバッグを探している人は、以下を参考にしてください。
食品をメインに入れる
ナイロンやポリエステルは水濡れに強く、強度があるため便利です。生鮮食品や冷凍品を入れる場合は、中がアルミの保冷エコバッグなら安心して持ち歩けます。
常に持ち運ぶ
薄いナイロン・ポリエステルでできたエコバッグは、コンパクトに折りたたみ可能です。また、ラッセル編みのエコバッグは軽くて丈夫で、たためばハンカチ程度の大きさになります。
サブバッグとして使う
コットン・リネンのエコバッグは、通常のトートバッグとしても使用できるカジュアルなデザインのものが多いです。サイズやカラー展開はさまざまなので、使い方や好みに合わせて選びましょう。