アンジェの陶器市アンジェの陶器市

毎年ゴールデンウィークや秋頃に、各地で行われる「陶器市」。
古くから続く窯元さんから若い作家さんまで幅広く集い、作り手と使い手が交流できる、人気のイベントです。
素材や製法だけでなく、作者の人柄や想いも知って選んだうつわには、自然と特別な愛着が。

そんなワクワクがいっぱいの陶器市を、angersでも開催します。
作家さんの、作品と共にその人柄もご紹介!陶器市フリークの方はモチロン、会場へなかなか
足を運べないという方も、おウチでゆ~ったりとお楽しみ下さい。

会場MAP

会場MAP

1.手びねりの優しさに、こだわりの色をのせて 2.九谷の土と絵の具で、日常に笑顔を 赤地 径さん 3.先代の白いうつわに、現代の感性込める 古谷 浩一さん 4.光咲くうつわ生む、手仕事の職人 松尾直樹さん 5.凛とした黒の世界 su-nao homeさん 6.繊細に、美しく、思いやりを土に紡ぐ 石田裕哉さん
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1.手びねりの優しさに、こだわりの色をのせて
大塚菜緒子さん

手で作ることに意味を感じ、手びねりにこだわる大塚さんから届いたのは、型を使わないからこそのあたたか味を感じる作品の数々。色の仕上がりにもこだわり、ご自身で釉薬をブレンドされています。

ひとつひとつ丁寧に生み出された作品たちには、量産品にはない“味わい”が。
生活空間にちょこんと紛れ込ませたい、優しい雰囲気をまとった大塚菜緒子さんの作品です。

大塚菜緒子さん(OTSUKA NAOKO)

1981年 茨城県潮来市に生まれる
2000年 明星大学日本文化学部造形美術学科にて陶芸を学ぶ
2004年 卒業制作展にて優秀賞受賞卒業
2004年4月 大塚健一に師事、益子にて作陶


>窓から見える益子の風景 大塚菜緒子さんのトリの置き物

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2.九谷の土と絵の具で、日常に笑顔を 赤地 径さん

「これも金沢に生まれた縁」と、九谷の土と絵の具でものづくりをする赤地さん。ろくろや型で形を作り、赤・黄・緑・紫・紺青といった九谷の伝統的な五彩の絵の具で絵付で、1つ1つの作品に鮮やかな生命を吹き込みます。

赤地さんの作品の多くは、昔ながらの縁起物がモチーフ。そのどこか親しみが湧く姿は、手に取る人たちをいつのまにか笑顔に変えてしまいます。

赤地 径さん(AKAJI KEI)

1972年 石川県金沢市生まれ
1994年 石川県立九谷焼技術研修所基礎コース卒業
多治見市陶磁器意匠研究所にて研修
2003-2014年 「金沢からお正月」 松屋銀座 (東京)
2012-2014年 「team九谷 色絵の世界展」 柿傳ギャラリー(東京)
2010-2014年 「イヴの茶会」(金沢)
2013年 個展 モノトヒト(金沢)
2014年 個展 g-wing'sギャラリー(金沢)
2015年 「赤絵の器~赤地健・赤地径展 銀座の金沢」(東京)
ほか、各地で個展・グループ展を行う。


>ゆるり色絵の筆が踊る赤地径さんのうつわに会いに 金沢の工房へ

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3.先代の白いうつわに、現代の感性込める 古谷 浩一さん

「日本六古窯のひとつとも呼ばれる信楽の郷で、3代続く陶房で先代から「粉引」の技法を受け継いだ古谷浩一さん。父から得た技術にをベースに、さらに新たな“ものづくり”を探求しています。

若い人が多く働き、日々新しい感性からなる創意工夫が生まれる古谷さんの作業場。古き良きものを残しながらも、現代の人々の暮らしにサラリと馴染む、新しい「古谷製陶所」の作品たちが届きました。

古谷 浩一さん(FURUTANI HIROKAZU)

1979年 信楽に生まれる。
佛教大学卒業後、信楽窯業試験場、京都陶工高等専門校にて陶芸を学ぶ。
父、古谷信男氏に師事。古谷製陶所にて作陶を始める。
2010年 まつもとクラフトフェア 出展
2015年 油亀(岡山)にて個展
2016年 筒小屋(広島)にて個展


>使い手への想いがしみじみ温かい 古谷浩一さんの手仕事のうつわ

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4.光咲くうつわ生む、手仕事の職人 松尾直樹さん

「たたら作り」と呼ばれる技法で作品を作る、京都の陶芸作家・松尾直樹さん。ご自身で選び抜いたキメ細かな土の板を型に乗せて、丹念にたたいていくことで、うつわの形を作ります。

今回届いた輪花型のうつわも、たたら作りの技法で丁寧に作られたもの。ひとつひとつの作業に手間を込めた松尾さんの作品は、食卓になめらかな光を運びます。

松尾 直樹さん(MATSUO NAOKI)

1978年 京都府生まれ
2003年 大阪産業大学大学院工業研究科修了
同年 舞洲陶芸館入社 2012年まで指導員として勤務
2012年 京都にて独立

朝日陶芸展、長三賞陶芸展
金沢わん・one 大賞、ビアマグランカイ
日本クラフト展、工芸都市高岡クラフトコンペティション
他グループ展多数


>大切な人と使いたくなる 松尾直樹さんの輪花のうつわが届きました。

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5.凛とした黒の世界 su-nao homeさん

自らを作り手でありデザイナーでもあるとおっしゃるsu-nao homeさん、彼が生み出すのは、まるで金属と見間違えてしまうほどに凛とした黒マットのうつわ。一見冷ややかな印象ですが、手にとってみると温かな土のゆらぎを感じます。長い月日をかけて土と釉薬を選び、やっとこの質感に辿り着いたのだそう。

シャープでモダンながらも主張しすぎず、乗せた食材を美しく引き立たせる黒いうつわ、使い手の暮らしを豊かにしたいと願うsu-nao homeさんの傑作です。

 su-nao home
松本圭嗣さん(MATSUMOTO KEIJI)

1973年 京都市生まれ
1995年 アメリカ留学 サウスダコタ州 Dakota Wesleyan University で陶芸を始める
1998年 追手門学院大学 経済学部卒業
2000年 多治見市意匠研究所 技術科修了
2000年 板橋廣美氏に師事
2003年 独立
2004年 大阪府高槻市に「やまぼうし工房」築窯 主に磁器を制作する
2005年 やまぼうし陶芸教室主宰
2015年 陶器ブランド「su-nao home」開始


>su-nao homeさんが創りだす 生活のうつわたち

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6.繊細に、美しく、思いやりを土に紡ぐ 石田裕哉さん

美しい自然のモチーフが揺れる、儚げで優しい石田さんのうつわ。その繊細な作品ひとつひとつは、ろくろで成型し、型にはめ、手加減を調整しながら抑えて形づくる「ろくろ型」という技法で作られています。

「食卓の主役である料理を引き立て、他のうつわとも調和するように」。ご自身の作品が食卓に並ぶ姿まで考え作られる、作者の温かい人柄をそのまま映し出しているかのような、石田さんのうつわです。

石田裕哉さん(ISHIDA HIROYA)

1981年 熊本県阿蘇市に生まれる
2006年 京都府立陶工高等技術専門校 卒業
2007年 京都市立産業技術研究所 陶磁器コース 卒業
2008年 京都にて修行
2010年 熊本県阿蘇市に滝室窯を開窯


>野の花が揺れる 石田裕哉さんの優しい手仕事に出会いました。

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